身近なデータ

身近なデータの報告です

(総評)
ことしもたくさんの生き物の研究報告がなされています。運良く出会えた珍しい場面を克明な観察記録で報告してある貴重な資料が多くなりました。めったに出会えない植物や動物も、出会ったそのときが観察のチャンス。植物が育つ温度や塩水でも育つかなどは、温暖化の問題や塩害が生じている地域での作物の生育にも関係する研究。小さな研究でも、中学、高校、大学など、もっと大きくなってから、さらに深められ、将来性のある研究につながるかも知れないテーマも少なくありません。自分の研究は後にも役に立つ貴重なデータですね。散逸させずに、大切に保存して欲しいと思います。夏休みの思い出は時に将来の研究の基礎になります。
*データは省略した記述にしてあります。

 

データ1:ハナムグリとカナブンの生活

データ2:ミツバチの研究

データ3:ペンギン見聞録

データ4:水の温度によるカイワレ大根の発芽くらべ

データ5:電気の通り道 回路 (+スズムシってなぜ鳴くの?)

データ6:かぼちゃのかんさつ記録

 

 

 

 

 

 

データ1 ハナムグリとカナブンの生活   5年(青木 結香)

◇毎年、家の前にカナブンやハナムグリがとんでくる。ひっくり返っていることが多いが、見つけたら、家にあるかごなどに入れてエサなどを与える。虫ゼリーを与えていたが、食べ残しのフルーツをあげるとそればかり食べているように見えた。カナブン達は何を好むのか、好きな食べ物を探してみることにした。

[観察記録1]
虫かごの上から5Bぐらいのところまで土を入れて、割りばしを斜めに立てる。土の中にエサを入れておく木を半分埋めて固定する。カナブンとハナムグリを入れる。
毎日午前8時、10時と午後0時、2時、4時、6時、8時、10時に虫かごの外から観察する。8/11〜8/19日まで観察した。
カナブン:つやつやした茶色で足にたくさん毛が生えている。口はブラシの形をしている。
シロテンハナムグリ:あまり光らない茶色とてかてか光る緑色の二色がある。全体に細かい毛が生えている。木のミツだけではなく、花に潜り込んでミツをなめることから、この名前がついた。
・どちらも動きに大きな差はない。
・午後0時から午後2時にかけてはエサを食べていることが多い。どちらも、一日2回ぐらい食べている。
・夜の8時と10時はどちらも土の中にいる。たぶん眠っているのだと思う。
・昼間、土の中にいる時も浅いところでごそごそしていることもある。

[実験]
前日にハナムグリとカナブンにはエサを与えない。
木の箱の二ケ所に二種類の食べ物を置き、虫を箱のエサと反対側に置く。
どちらのエサの方に行くか観察して記録する。



[結果]
1.ハナムグリのすきな食べ物
梅干しとゼリーの場合・・梅干しには近づかなくてゼリーだけを食べると予想した。実際は、一度ゼリーの方に行ったが、食べず、梅干しの方に行き、まるでにおいをかぐようにしていたが、すぐにゼリーの方に移動して食べはじめた。
同様にいろいろな組み合わせを調べる。
  すいか もも 梅干し 虫ゼリー
すいか  
もも ×   ×
梅干し × ×   ×
虫ゼリー ×  

最終的に食べなかったもの×食べたもの○
2.カナブンの好きな食べ物についても、同様に調べた。

3.さらに、箱の中に四つの食べ物を置いてカナブンとハナムグリを一緒に入れてみた。
どちらも譲ることなく、予想通り、すいかのところに行って食べた。

[まとめ1]
ハナムグリもカナブンも梅干しは嫌い。虫ゼリーよりは自然の果物の方が好きだ。ももとすいかではももの方が香りが強いが、どちらもすいかの方が好きだ。もしかしたら、すいかの赤い色はよく見えて、もものようなうすい色は見えないのではないか。

[観察記録2]
観察中にシロテンハナムグリが片方がもう片方の背中の上にのって交尾していた。一日程たって、白っぽい半透明の2.5@ぐらいの卵を4コ生んだ。一夏で80コぐらい卵を生むが、子孫がより残りやすくするため、一ケ所には生まず、3、4個ずついろいろな場所に生むのだと思う。卵からかえって一ヶ月ぐらいの幼虫は背中ではい腐葉土を食べる。敵から自分の身を守るために丸くなる。



[まとめ2]
2匹のハナムグリのうち、片方は私の知っている茶色のと違って色は緑色だった。何年もかっているシロテンハナムグリでも、茶色しか見たことがない。
でも交尾したし模様も似ているので私はハナムグリだと考えている。
2匹の子供の色がどんな色なのかとても楽しみだ。
今年はたまたまオスとメスがいて、卵を生んだので土の中には幼虫がたくさんいる。うまく行けば来年は成虫になる。その成虫もすぐには逃がさずに、少しかっていたいので、その時の飼育にも、この実験が役立ってくれれば嬉しい。


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データ2 ミツバチの研究   5年(齋藤真祐美)

◇毎年、祖父から自家製のハチミツが送られてくる。ハチミツがどのように作られて、どのように取るのか研究しようと思った。本当は初夏にハチミツを取るのだが、私が夏休みにしかいけないので、まってもらい、ハチミツをとった。

[観察記録]
1.ミツを取る行程
・ミツバチの入った箱をたたいて、上にかけたむしろに追い込む。
・巣箱からむしろに追い込まれたミツバチはまとまった固まりとなっている。



・ほとんどむしろにミツバチが追い込まれたあとの巣箱に、一年間で作られた巣は、7つの層からなっていた。一つの層は大きいもので横30B、立て20Bぐらい。



・取り出した巣。ミツバチの巣からミツがあふれだしている。



・ミツバチの巣をとったあと、ミツバチを巣箱にもどす。ミツバチの巣箱への戻りが遅いので地面を見たら女王蜂がまだ地面にいた。女王蜂を巣箱に戻したら、他のミツバチも巣箱の中へ戻っていった。
・巣箱をもとあった位置に戻す。風通しがよく、日当たりのよう場所に出入り口を南側に向けておいてあった。巣箱の目の前にはたんぼと畑が広がっている。

2.巣の構造
・規則正しく六角形の巣が並んでいる。ハニカム構造と呼ばれる。
・一層の巣は表と裏の二段構成になっている。ミツがこぼれないように、やや傾きをつけて作られる。裏側の巣とは互い違いになっている。巣の厚みは2.5Bぐらい。
・巣はミツバチのお腹からにじみでてくるロウで作られている。
・なぜハニカム構造かを考えてみた。せまい巣箱の中で、いかにたくさんの幼虫を育てるかを考えると、一番無駄のない形ではないか。いろいろな形で同じ面積に、直径5@の幼虫が入れる部屋をいくつ作れるかを考える。
計算してみると、正三角形の場合→正方形の場合→円の場合→六角形の場合とヘや数が多くなる。六角形と円をくらべると、部屋の仕切りもロウを使うので、すき間がない方が効率がよい。六角形は接している部屋と壁を共有できるのでロスが少ない。
淡路大橋はつり橋だが、橋げたを作っているPCケーブルがまさにこのハニカム構造だ。


3.巣の中にいた幼虫。
・円筒形をしていて、体長約1.5B。直径はおよそ5@。幼虫やさなぎがある。

[まとめ]
一つの巣箱の中にたくさんのミツバチがいることがわかった。女王蜂をリーダーとしてハチの社会が成り立っていることがよくわかった。こんなにたくさんのハチミツを何もしないでも作ってくれるなんてとても働き者だと思った。ハニカム構造が人間社会でも応用されているものを見つけることができた。ハニカム構造の強度などを詳しく調べてみたい。ミツバチの生態ももっと調べたい。

 

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データ3 ペンギン見聞録  4年(本居 佳連)

2004校内優秀賞

◇私はペンギンが大好きだ。ペンギンのことは本でいろいろ、知っているが、水族館の飼育係りの人に直接聞いてみたいと思った。私にぴったりのテーマだと思った。

[質問準備と結果]
・たくさんの水族館の中で、どこで話がきけるか調べた。
名古屋港水族館(ペンギン講座と質問コーナーを利用する)
二見シーパラダイス(ペンギンの数を知りたくて、問い合わせをしてみた。すると、飼育係の人が私のために時間をつくってくれるという。ヤッタ〜! )
サンシャイン国際水族館
新江ノ島水族館
・質問を決めて、それぞれの質問をカードにして答えを記入していけるように用意して、
答えを予想してから、水族館へいった。
1. ペンギンの子供が初めて泳ぐ時、泳ぎを教えてもらうのですか。教えるとしたら、お父さん、お母さん。それとも、初めて水に入ってもすぐに泳げるのですか。
2. 親子で遊びますか。
3. ふだんはペンギンどうしで会話しますか。
4. ペンギンのお世話をしていて大変だったことは。
5. ペンギンのお世話をしていて楽しかったことは。感動したことは。
6. くせ、特徴のあるペンギンがいますか。
7. ペンギン達はけんかをしますか。
8. 何ペンギンが一番強いですか。一番おとなしいペンギンは。
9. ペンギンの種類が同じだと、性格も同じ。それともちがう。
10. エサは決った量を与えると思いますが、食いしん坊はいますか。
11. 噛まれたことはありますか。
12. 同じ種類のペンギンのなき声でも、ペンギン達は区別できますが、人間もそれが分かりますか。
13. 病気(風邪)になったりしますか。
14. ペンギンと気持ちが通じ合っていると思いますか。また、それはどんな時に思いますか。
15. 一番お気に入りのペンギンがいますか。
16. なぜ飼育係になったのですか。
17. 大学はどんなところへ行けば飼育係になれますか。
・すべての質問項目ごとに、予想と答えを整理した。


[実験と結果]
<名古屋港水族館>
人なつっこいヅェンツペンギンが人間(客)に反応するのか? 水槽に指を近づけてみる。→予想通り、ヅェンツペンギンは近づいてきた。指をクルクルまわすとヅェンツペンギンがクルクル回る。おもしろい。他のペンギンは反能無し。

<二見シーパラダイス>
・光に反応するか。かがみを利用して光をペンギン舎に当てる。そして光を動かしてみる。マカロニとイワトビは反応すると思う。
→光がうまくペンギン舎に反射したのは10分くらいだったのでラッキーな時間だった。光を一秒間隔で左右にうつしたら、そのスピードで首を左、右、左、右に動かしていた。反応したのはケープのお父さん、お母さん、お兄ちゃん。赤ちゃんは反応しなかった。

・ひもに反応するか。ヒモをガラスのそばでゆらゆらさせる。ヒモの動きに釣られて動くと思う。
→ガラスの近くにいたケープの赤ちゃんが反応した。ヒモをおいかけ、よちよち動いた。他のペンギンは無反応。


[観察報告]
・ペンギン達の食事のようす、量やエサの種類を各水族館で観察してまとめた。
・赤ちゃんが育つまで、ペンギンの一日、たまごの抱き方の違い、等もまとめた。
・各水族館のペンギン達の特徴についてもまとめた。


[まとめ]
飼育係の方と、博士のような方では考え方がまったくちがっていた。飼育係はペンギンを自分の子供のように話していた。人間と動物の触れ合いを感じた。が、博士のような方は、その生き物を自然のままに考えていて、きびしいかんきょうの中のペンギンを教えてくださった。両方ともそうだと思った。ちがう意見がきけてよかった。協力をしてくださった水族館の方に「ありがとう」といいたい。特に、二見シーパラダイスの森田さんは時間をつくってくださって感謝している。また、二見の他の方にも親切にしてもらってとてもうれしかった。
今回のテーマを選んだきっかけの一つは、「ペンギン日本人と出会う」を読んだから。日本は世界一のペンギン王国であると書いてあって、それから水族館のペンギンに別の興味がわいた。野生のペンギンを観察したりするのは大人じゃないとダメだけど、日本の水族館なら、小学生の私でも観察できると思ったし、いろいろ知りたいと思った。本に書いていないことを知ることが出来てうれしかった。もっともっと知りたい、聞きたいことがあるけれど、あんまり仕事のじゃまをしたら行けないので、少しずつ知っていこうと思う。
日本人はペンギン好きなので「水族館のペンギンを100倍楽しむ本」とかを書きたいなーと思った。そうしたらもっともっとペンギン好きの人がふえると思う。話をしてくださった飼育課係の方も参加しているペンギン会議に参加したい。もっともっとペンギンを愛して、しょう来はペンギンに関わる仕事をしたい。ちょっときびしい道のりみたいだけど・・・。ペンギンのことをたくさん考えた夏休みで、最高だった!

[協力・資料]
二見シーパラダイスの森田さん
名古屋港水族館のほり井さんと説明のお兄さん。
サンシャイン国際水族館のすず木さん
新江ノ島水族館
サンシャイン国際水族館HP http://www.sunshinecity.co.jp
ペンギン日本人と出会う  川端裕人著  文芸春秋社
[追加]
この自由研究を書きおわってから、「ペンギン、たまごで南米帰郷-「フンボルト」絶滅危機・日本大量輸入の恩返し」という、朝日新聞2004.8.28の記事を見つけた。
フンボルトペンギンのたまごがチリでふかし、人工繁殖がうまくいって、日本生まれのペンギンがそだったらすごいと思う。そうして、もっともっとふえたらいいなあ。それから私もこんな活動に早く参加したい。大人になって・・・

 

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データ4 水の温度によるカイワレ大根の発芽くらべ  4年(内藤 綾美)

◇部屋のはち植に水をやる時、やかんの水をあげるけれど、夏場はやかんの中の水がよく温まっていたりする。そのことから、生温い水や、温まった水でも植物はよく育つのかと思った。

[目的]
カイワレ大根は水だけでよく育つので、いろいろな温度の水を与えてその成長のちがいを調べる。また、与える水分は水でなく、ジュースや塩水などでも育つのかぎもんに思ったので合わせて調べてみる。

[実験]
・カイワレ大根の種を50コずつ、氷水(10℃)、水道水(25℃)、人肌の水(35℃)、60℃、90℃の五種類の水を入れた栽培用の器にまく。
・日中2、3時間おきに、その温度の水に取り替える。
・日光があたる条件を一定にするために、カーテンをした部屋に置いて、一週間その成長を見る。
・水とは別に、プラスチック容器にティッシュを置き、オレンジジュース、ビール、塩水、砂糖水、水をひたし、種をまき成長を見る。

[結果]
8/16〜8/22まで発芽数や成長を記録した。
・90℃は一つも芽が出ずに種はこげちゃ色。60℃は二つ出たが、とちゅうで止まり、根がでなかった。
・35℃と25℃は30こていどの発芽で、最後にはほぼ同じに成長した。
・10℃はまいた日の夕方から芽を出し始め、次の日にはほとんどの芽が出た。その後もどんどん成長を続け、根もくきも一番のびた。
・いろいろの液にしたしたのは、水だけが芽を出して成長した。ビールは芽を出しそうだったが、カビが生えてきて、けっきょく育たなかった。



[まとめ]
水の温度で一番成長が速かったのは予想がはずれて氷水(10℃)だった。25℃や35℃よりもよく成長したのにはおどろいた。他の植物もそうなのかはわからないが、少なくとも、水をやる時は暖かい水よりも冷たい水ほうがよいことがわかった。
特に、茎の部分より、水に使っている根の部分に違いがはっきりと出ている。
水以外のものは栄養がありそうなのに一つも芽を出さない。
60℃との間にちがう温度をもう少し作れば、何度までなら芽を出すことができるかわかったと思う。こんどはちがう植物でも試してみたい。

 

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データ5 電気の通り道 回路 (+スズムシってなぜ鳴くの?)  3年(M. K.)

2004校内優秀賞
 
◇わたしは夏休みに香港の科学館で電気の通り道をつないで豆電球がつくところを見た。電気の通り道が一つのわになると、豆電球がつく。このときの電気の通り道を回路ということも知った。家に帰ってから、豆電球と乾電池でいろいろ調べてみようとおもった。

[実験と結果1]
電気を通すものと通さないものには、どのようなものがあるか?
輪ゴム、シャーペンのしん、スプーン、割りばし等、14種類のものについて予想し、結果を見た。
木やプラスチックは電気を通さなくて、金属で出来ているものは電気を通すことがわかった。


[その他の実験と結果]
・豆電球の中はどうなっているか? 調べて図にかいた。
・乾電池の直列つなぎと並列つなぎはどうちがうの?
 乾電池一個とくらべて、豆電球は直列で明るくて、並列は同じだった。
 なぜ一個のときと豆電球の明るさが変わらないのに、並列つなぎにするのか。乾電池二個を並列につなぐと、二個の乾電池で、一個分の電気しか流れないから、それぞれの乾電池から、流れる電気は一個の時の半分になる。だから、乾電池が長もちする。
・豆電球の直列つなぎと並列つなぎはどうちがうの? 直列は暗く、並列は明るい。
 直列つなぎでは流れる電気の量が少なくなるので暗くなり、並列つなぎでは、それぞれの通り道に豆電球が一つなので、暗くならない。でも、それぞれの豆電球に同じように電池を流すから、乾電池が早くなくなる。
 直列つなぎは一本の電気の通り道に豆電球がいくつもつながっているので、豆電球が一個でもきれると、他の豆電球の明かりも全部消えてしまう。並列では、豆電球ごとに電気の通り道があるので、一個の明かりが消えても、他の明かりは消えない。

[まとめ]
実際に自分で電気の通り道回路をつくり、豆電球がついたときはとてもうれしかった。豆電球の中には、あんなにいっぱいのものが入って出来ているんだなぁ。特に、フィラメントの力で光を出しているとはおもわなかったのでびっくりした。はやく学校で電気のことを勉強したい。

*ほかに、たまごからかえして育てたスズムシについても調べてまとめた。

 

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データ6 かぼちゃのかんさつ記録  3年(S. T.)

2004校内優秀賞 

◇祖父母の家でかぼちゃを育てていた。ちょうど、お友達からかぼちゃの種をもらったので、かぼちゃの育ち方の研究をすることにした。

[調べと観察方法]
・種を植えてから一週間後に芽が出た。8日目、最初、白い茎の部分から出てきた。アーチ型に出てきた。次に葉も見えてきた。
・9日目で二葉になっていなかったが、10日目に二葉になった。12日目に本葉が一つでる。13日目に茎が伸びすぎてたれ下がってきた。16日には二つ目の本葉が出た。
・つるがどんどん伸びてきて、一番先につぼみとまきヒゲがある。め花とお花があり、どちらも朝早く咲いて午前中のうちにしぼんでしまう。


・おしべをとりだし、めしべにこすり合わせてじゅふんした。ふつう、ミツバチがみつや、花粉を集めにきて、自然にじゅふんする。
・花がしおれてから「子ぼう(しぼう)」が大きくなる。くきから実までつなげているものをかへいという。かへいはふつうのくきより太くてしっかりしている。
・花が咲いてから、40日ぐらいたつとしゅうかくできる。切ったばかりのかへいの切り口のまん中はあながあいていて、ハサミにもつくぐらいみずみずしかった。


[感想]
種がわれて、めが出てきたときは、とってもうれしかった。二葉が出たばかりのころは、まだ、葉がくにゃくにゃなので、かれたかと思って心配した。でも、少し大きくなったら、ちゃんと、まるく、ぴんとなっていたので、ほっとした。最初のころはどんどんのびるのでびっくりした。かぼちゃの花にはめ花とお花があるのは知っていたけれど、め花のねもとに子ぼうがあるのは初めて知った。とれたかぼちゃをスープやプリンやてんぷら、にものにして食べたら甘くて、しっとりしていて美味しかった。



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