同じテーマについてのいろいろな研究です![]() |
その1「氷」 氷1:液体と氷について 氷2:どの液体が一番早く凍るか 氷3:とけにくい氷を作る 氷4:氷になりやすい色、成分 氷5:溶液の凍り方、溶け方
その2「菌」 菌1:カビの研究 菌2:菌類のはたらきについて
他にも、何人かの人が少しずつ違う角度から挑戦した人気テーマが幾つかあったので、ご紹介します。他にもまだまだ取り上げきれないテーマがありました。(くまたろう博士談)
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[目的]いつもなにげなく飲み物などに入れる氷を見て、すべての液体は氷になるのか疑問に思った。私の予想はどんな液体もぜんぶ凍る。
[実験と結果]いろいろな液体を冷蔵庫に入れて、一時間ごとに観察する。プリンカップを使用、液をカップの柄の線のところまで入れて増えた量も調べる。
(*岩崎さんの凍結時刻のデータは一部省略した記述にしてあります。)
| 液体 | 1時間後 | 2時間後 | 3時間後 | 体積 |
| 水 | 表面が固まった | 半分が氷、半分液体 | 凍った | 変わらない |
| 砂糖水(10%) | シャーベット状 | 表面凍り、中シャーベット | 凍った | かなり増 |
| 塩水(10%) | 表面だけシャーベット | 全体シャーベット | 半分が凍って | 少増、中液体 半分液体 |
| ウーロン茶 | 半分が凍り | 固まった | 増 | |
| 料理酒 | 表面が凍った | 中が固まり始めた | 下の方も少し固まった | 変わらない |
| しょうゆ | 凍らない | 凍らない | 凍らない | 変わらない |
| ウイスキー | 凍らない | 凍らない | 凍らない | 変わらない |
| 果汁100%のジュース | 表面が凍って中まだ | シャーベット状 | 固まった | 少増 |
| ポカリ | 下の方がまだ液体 | 周りがまだ固まっていない | 固まった | 変わらない |
| コーラ | 下の方がまだ液体 | 周りがまだ固まっていない | 固まった | かなり増 |

[まとめ]アルコールや食塩が多い液体は、一日冷蔵庫に入れても凍らない。ちなみに料理酒のアルコールは14%で、ウィスキーは45%だった。いつも、なにげなく使っている凍りも、いろいろな性質を持っている。
[資料]「ベスト教科書事典」自由研究学習資料
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[目的]液体が凍るのには時間がかかる。一口で液体といってもたくさんあるがその中から6種類を選び、どのような液体が一番早く凍るのかを調べることにする。
[実験]水、紅茶、トマトジュース、食器洗い洗剤、しょうゆ、洋酒(ジン)を100ccずつ計り取り、プラスチックのコップに入れる。次にプラスチックのコップを小さなおぼんにのせて冷蔵庫に入れる。30分間冷やす。取り出してみて、どれが凍ったか調べる。凍ったものは取り除いて、再び冷やす。30分ごとに観察。5個の液体が凍った時点で実験終了。


[結果](*M.Y.さんの変化のデータは省略した記述にしてあります。)
60分後、水と紅茶は表面にうすく氷がはり、指で押すと簡単にわれた。トマトジュースはまわりから少しずつ凍っていた。指でくずすと簡単にくずれた。洗剤はでんぷんのりのような感じで、凍っている感じは全くなし。
150分後には水はこんな感じ、紅茶は少し違ってこんな感じで固まっていた。

しょうゆと洋酒は変化無く、トマトジュースはシャーベットのようなジュースの上にうすく氷がはっていて、指でつつくと穴が開く。洗剤は指をつっこんで引き上げてみると、ジェルかツノのようにピンと立った。
水は240分、紅茶は330分、トマトジュースは360分で完全に凍結。洗剤はゼリーを固めたようなものだが、180分前から変化が見られないので、360分で終了。
しょうゆは−7℃なのにまったく凍っていない。コップの外側には霜がついているのに
中はまったく凍らない。
翌日しょうゆと洋酒は液体のまま。
[まとめ]一位と二位は予想通り水と紅茶だった。トマトジュースと洗剤はとろっとしているので凍りにくく、五、六位と予想していたのが、サラサラしたしょうゆと洋酒の方が凍らなかった。液体が凍るのは液体のとろみなどには関係ない。

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[目的]水でふつうに氷を作るととても溶けるのが速いのでどうにか溶けにくくなる方法はないか。
(*E.K.さんの測定結果は一部省略した記述にしてあります。)
[実験と結果1]水25Nに調べる物(塩、茶色のさとう、小麦粉、カレー粉、レモン汁、しょうゆ、酢、牛乳、洗剤、油、アルコール)をティースプーン1杯いれ、よくとかす。カップゼリーの入れ物に入れ、冷凍庫で約一時間冷やす。同じところにできた氷を置いて、溶ける時間を計り比べる。
室温約20℃で、どれも溶けるまでに1時間以上かかっている。油とアルコールだけ30分少々。小麦粉とカレー粉は下にたまってしまった。
溶けにくい順に、砂糖、牛乳、す、レモン汁、しょうゆ・・・・。砂糖が一番溶けにくかったので、糖分を多くすれば溶けにくいかも知れない。
[実験と結果2]溶けにくい物1位から5位までに入れたものを多くする。ティースプーン3杯いれ、砂糖以外にカルピスも作る。
6時間15分冷やした。
実験結果、どれも溶けるのに2時間前後かかった。冷却時間によっても溶けにくくなるようだ。溶けにくい順に、牛乳、レモン汁、酢、砂糖、しょうゆ、カルピス。
[まとめ]氷を作る時間により、溶け方が違った。入れるものによって溶け方が違った。
氷を作る時間を変えたら、順位が変わってしまった。予想はけっこう外れてしまったが、氷の実験は奥が深い。

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[目的]僕は毎日アイスを食べる。いつも同じ種類がこおっていて不思議だ。オレンジジュース、絵の具入り水などをこおらせて、どれがこおりやすいか調べた。
僕は色に関係あると思う。黒は熱を吸収する。白は反射するから温度が低い。ということは白がこおりやすいと思う。
(*M.T.さんの測定結果は一部省略した記述にしてあります。)
[実験と結果1]それぞれのタッパーに同じ分量の100%オレンジジュース、100%リンゴジュース、100%ブドウジュース、こい塩水、うすい塩水、水をいれ、冷蔵庫の中に入れて一時間ごとに記録を取る。
水は4時間で完全にこおり、6時間後ジュース類はかなりこおった。うすい塩水はだいたいこおり、濃い塩水は表面だけこおった。21時間後、濃い塩水はまだ完全にこおっていなかった。
ジュースはどれも同じぐらいでこおり、その氷はやわらかい。いろいろな物が混じっているからだろう。
[実験と結果2]ほぼ同じ分量の絵の具をタッパーの中に入れて、水を50ccいれる。よくかき混ぜて、冷蔵庫の中に入れて一時間ごとに記録を取る。
1時間後、白と青はだいたいこおり、緑と黒は少しこおった。赤と黄色は表面だけこおった。2時間後赤以外はこおる。
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[目的]どれが一番早く凍るのか、とけるのか、調べた。
(*鈴木さんの測定結果は一部省略した記述にしてあります。)
1)冷凍庫に入れで10分ごとに様子を見る。
1時間で砂糖がかたまりはじめ、2時間30分程ですべて固まった。固まる順は砂糖、コショウ、水、塩、酢、しょうゆ。
2)冷凍庫から6つのコップを取り出し、つくえの上において観察。
3分後しょうゆが少し溶け始め、20分後全部が溶け始め、50分後にはほとんど溶けている。しょうゆ、コショウ、水、お酢、塩、砂糖の順で溶ける。
[!]ところが、この結果は大失敗。理由はしょうゆと酢は水1に対して、しょうゆ1、酢1という分量で行ったため、他のものよりも倍の量になってしまった。ということは、こおる速さが遅いのではないか・・・という疑問がでてきた。ということで、再挑戦することにした。
[再実験と結果]コップに同じ量の水100cc(しょうゆと酢はその半分の50cc)を入れる。次に水に塩、砂糖、しょうゆ(50cc)、酢(50cc)を入れる。この時、砂糖と塩は飽和溶液にした。コショウはもともと水に溶けないのでやめた。
1)冷凍庫に入れる。
45分後、それぞれに変化なし。ただし、指を入れたらすごく冷たかった。
1時間半で酢と水の表面に氷がはった。
3時間40分後塩以外のものはこおっている。しょうゆはまだ完全にこおっていない。 砂糖と酢の水は水の氷よりやわらかい。塩はまったくこおらない。
2)どれが一番早く溶けるか。
40分後全部が溶け始め、その中でもしょうゆが一番溶けている。1時間後しょうゆがすべて溶けた。他もかなり溶けている。2時間後全部が溶けた。
[まとめ]飽和食塩水は最後までこおらなかった。
一回目の実験では塩水はこおった。塩が少なかったために、水と同じような結果になってしまったのではないか。砂糖水の氷は他のこおりに比べてやわらかい氷だった。しょうゆがこおりにくかったのは塩分が多いからかな。実験をするときは飽和溶液にしないと正しい結果がでないということがわかった。
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[目的]自分の家で氷と塩で簡単にアイスキャンディーが作れる実験があると知ったので、作ってみようと思った。氷と塩をまぜて温度をはかってどこまで温度が下がるか調べた。
(*M.Y.さんの測定結果は一部省略した記述にしてあります。)
[実験と結果1]氷に食塩をまぜたら、氷の温度はどのくらいになるか測ってみる。
室温28℃、氷の温度−8℃、氷りに50gの食塩をまぜて温度を測る。
5分後、−16℃まで下がり、それより下がらなかった。ボールに霜がびっしり付き、温度はぐんぐん下がって、あっという間。2分30秒ぐらいから、ボールのそこに水がでてくる。氷が水になるときの温度は0℃なのに、ほぼ−15℃くらいの時に、水が出始めてきたのには驚いた。


[実験と結果2]
1)1にさらに20gの塩をまぜたら、ボールの温度はどうなるか。
さらに下がると予想したが、氷の温度に変化はなかった。そのかわり、ボールの中には氷から、さらにたくさんの水がでてきた。氷の温度は−16℃のままだった。氷が水になるのは0℃なのに、−16℃のままだなんて、とても不思議に思った。
2)さらに20g追加しても変化しない。これ以上下がらないのでは。
[実験と結果3]
試験管の中に長さ1/3ぐらいまでの水道水を入れて、氷と塩のボールの中につけてみる。3分で−1.2℃で、そのまま5分まであまり変化がない。試験管を上げてみたら、底の方にしっかり固まった氷があった。試験管の水の入っている高さまでは、内側のガラスに氷がうすくついていた。

[実験と結果4]
牛乳、しょうゆ、100%オレンジジュースを氷らせてみた。実験3のボールの温度は−7℃。10分たっても氷らない。
カルピスは5分で試験管の内側に氷がついてきて、10分で底やガラスの内側にも厚く氷がついてきた。中心はまだ。30分位おくと、割り箸で試験管から持ち上げられるくらいに氷った。美味しいアイスキャンディーができた。
[まとめ]
塩を入れただけで−16℃に下がるなんてとてもおどろきだった。
この実験のように二つのものを混ぜ合わせて、温度を低くするものを寒剤という。水+塩、ドライアイス+アルコール、雪+水酸化ナトリウムをまぜた寒剤などがある。ドライアイスとエーテルでは、最低温度が−77℃にもなるそうだ。
[資料]「やってみよう なんでも実験」vol.1 日本放送出版協会
たばこと塩の博物館 塩の楽しい実験 自由研究ヒント集
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[目的]母はパンを冬は台所のたなの上においてあるのに、夏になると冷蔵庫に入れる。カビが生えるからだ。冷蔵庫に入れないとどのくらいでカビが生えるのか、また、環境によってちがうのか調べた。
[実験](*水田さんの資料は一部省略した記述にしてあります。)
{リビング、ベランダ、お風呂場、冷蔵庫}に食パンを{紙皿にのせてそのまま、一日に二回霧吹き、ビニールの袋入り}にして、カビが生えるのを待つ。
カビが生えてきたら、セロテープののりの方をカビのコロニー(固まり)に押しつけ、顕微鏡で見る。湿度の高いお風呂においた「きりふき」の食パンに一番早くカビが生えるのではないかと予想した。
[結果]4日目にリビングとベランダの「ビニール」にカビ発生。冷蔵庫以外の「きりふき」はそのまま固くなってしまった。乾燥が早いのできりふきでもだめ。
7日目にお風呂場の「ビニール」にカビ発生。冷蔵庫は変化なし。リビング、ベランダの「ビニール」には新しいカビが生えてきた。
10日目、冷蔵庫以外カビだらけ。緑色のカビ。でも、「きりふき」と「そのまま」は、固くなってカビは生えない。
11日目にビニールから出して写真を撮った。リビングとベランダ、お風呂はカビだらけ。お酒っぽいにおいがした。冷蔵庫のはカビが生えてこなかった。

[まとめ]
ビニールに入れていないパンは、夏場でもあるし、すぐに乾燥してしまい、カビはまったく生えなかった。もちろん固くなってしまい、食べることはできない。
湿度が高いところにカビが生える。
顕微鏡でみたカビの、緑と茶色のカビは「アオカビ」、白いカビは「ケカビ」だった。
アオカビはペニシリンを作るカビとして有名。モチやパン、革製品によく生える。
ケカビはパン、ごはん、くだもの、草食動物のフンなどに生える。
カビのふえかたやカビの害、カビの利用についても調べた。私の知らないことがたくさんあった。最初は「冷蔵庫に入れるとカビが生えにくい」ということも知らなかったし、注射に使われるということはびっくり!
私が思った予想は大はずれだったのは残念。お風呂において、その上きりふきだと、もっとしめっていると思っていた。思いのほかお風呂は風通しがよかった。
写真を撮るとき、ビニールの上からフラッシュをたいて撮ったから、反射してよく見えなくなってしまった。いろいろ失敗することがあったが、知らないことがよくわかってよかった。
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[目的]「くさる」ということについてイースト菌と乳酸菌を調べてみる。
(*野崎さんの観察結果は一部省略した記述にしてあります。)
[実験と結果1]イースト菌について
バナナに水で溶かしたイースト菌をぬったものとぬらないものを用意し、ビニールに入れて、台所(約30℃)と冷蔵庫(約5℃)におく。6時間後、18時間後、1日後、2日後、3日後に観察する。
台所においた「イースト菌をぬったバナナ」は18時間後にはぬったところに触るとべたべたしてくさい臭いがする。他のバナナは変化しない。
2日後、台所の「ぬらないバナナ」は茶色くなりかけてきた。冷蔵庫は変化しない。
3日後、台所の「イースト菌バナナ」は部分的に白いカビが生えた。色は黒っぽい中に白いカビで、バナナのにおいがする。台所の「ぬらないバナナ」はバナナのにおいはなく、昨日よりもちょっと茶色。冷蔵庫は変化なし。
冷蔵庫に入れておくとドライイーストをぬってもあまり変化はみられないことがわかった。よくよく調べてみると、「くさる」というのは分解者達がものを分解するために起こる現象だそうだ。暑いところほどくさりやすいことがわかった。

[実験と結果2]乳酸菌について
牛乳(カップ0.5杯)を電子レンジで1分間加熱して、ラップで覆い、冷やす。牛乳が冷めたら、ヨーグルトを大さじ3杯入れてよくかき混ぜラップをかける。リビング(約30℃)と一階玄関(約25℃)に一つはそのまま、一つは箱をかぶせてくらい条件にする。6時間後、18時間後、24時間後に観察する。
6時間ではいずれも変化しない。24時間後、4つの中でヨーグルトのにおいが一番強いのは玄関の「箱あり」。箱なしもだいたい同じようなにおいはする。リビングの「箱なし」はヨーグルトのにおいが弱くちょっと違うにおい。
結果から、25℃前後の暗いところでヨーグルトが美味しくなっていくらしい。
本で調べてみると、牛乳にヨーグルトを少し混ぜると、ヨーグルトの乳酸菌が牛乳を養分にして、繁殖し、乳酸ができる。この乳酸が牛乳のタンパク質を固まらせてヨーグルトができると書いてあった。
[まとめ]一つ失敗したのは、乳酸菌の実験でもうちょっと温度差を広げた方がよかったとあとから思った。夏は暑いのでくさりやすいため、注意したい。
[資料]ガリレオ工房のおもしろ実験クラブ
「生きてるってどんなこと」1998年4月第1刷 ポプラ社
−人気テーマ紹介−
他にも、何人かの人が少しずつ違う角度から挑戦した人気テーマが幾つかあったので、ご紹介します。他にもまだまだ取り上げきれないテーマがありました。(くまたろう博士談)