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摩 擦 熱
ところで、私達が日常生活で摩擦と聞くと、滑りにくいということよりも、「熱くなる」というイメージが強いものです。
滑り台を滑ればお尻が熱くなり、寒い日は手を擦ってあたためます。
擦ると運動エネルギーはそこで熱のエネルギーに変わります。
どんくまさんのそりすべりも、雪原を滑り降りてゆくそりと雪の面の間の摩擦が小さい上に、滑ってゆくと擦れる摩擦熱で接触面がわずかにとけ、水が生じてより滑りやすくなると考えられます。
落ち葉の斜面もそりでとてもよく滑れます。しかし、こちらは水の影響は生じてこないので、雪のそりすべりほど抵抗のない、減衰しない滑降にはならないようです。
アイススケートのリンクでは、摩擦によって氷がとけるのを目の当たりに出来ます。始めはまるで湿り気のないリンクも、人がたくさん滑りはじめると、あっという間に氷の表面がとけて、転ぶと悲惨なびしょぬれ状態になります。
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自動車で道を走った後に、駐車してからタイヤに触れてみると温かいのがわかります。これも摩擦熱。
他にも、いろいろな機械の中で回転するモーターの周辺では、摩擦で発生する熱の処理が課題になります。
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