|
思わぬところがびっしょり
何気なくシンクのそばに乾いた布巾を置いたら、先がちょっと水に浸かっていて、気がついたら、全部びっしょり。布巾がかかっていた箱までびっしょり・・・。
汁っぽいな・・・と思いながら、ラップをして、冷蔵庫に入れて置いたら、ラップの面が汁にくっついてしまっていて、いつの間にかラップを伝って下までぐしょぐしょ。
髪を洗った後、よく拭いたつもりでも、毛足に水滴がたまってきて、いつの間にか、服の後ろが広くびっしょり。
こんな事はありませんか。
これは主として、毛細管現象と呼ばれるもののせいです。
水の表面張力はよく知られている液体の中で水銀の次に大きい物質です。表面張力とは、お互いに引っ張り合い固まる性質のことです。互いにぴったりとくっつくように引き合い、与えられた体積に対して最小の表面積を持つ。つまり、球形になりやすく、蛇口のしずくなどでその様子が観察できます。また、水は自分だけで固まるのではなく、接触する他の固体にこびりつく性質があります。
ガラスのコップに水を入れると、ガラスに接しているところの水がガラス面を這い上がっているのを見ることが出来ると思います。コップではなく、細いガラス管の場合、這い上がった縁に引かれて、真ん中が最小面積になろうと持ち上がってきます。すると、また縁が這い上がります。これが毛細管現象で、細い筒や、隙間、繊維などを、水はじわじわと伝わっていきます。土の中の水の移動、植物が水を吸い上げる作用、細い血流などもこの性質と関係が深いものです。

水はラップの表面と皿の間の隙間を伝って、皿の底の方にまでいってしまいます。
ラップを液面に触れさせないことが大切です。
服も、どこかが少し濡れると、気がついた時は広い範囲がひやりと冷たくなっています。
乾いていく時は、気化熱(風でスイカが冷える参照)が必要なので、体温を奪いますから、意外なほど体が冷えます。ハイキングなどで、雨や霧にあったり、川で服を濡らすこともあります。早めに着替えてください。
真夏の暑いところならばともかく、木陰や山間部は涼しいですし、風があったりすると、体の広い範囲が冷え切ってしまいます。子供は体が小さいので、特に注意。
|