|
醤油差しの口
某有名メーカーの醤油差しの口のように、小さな穴の形の醤油差しには必ず穴が二つあります。
ご存じのように、容れ物から液体をだそうと思うとき、穴が十分大きくないと、上手く流れ出てくれません。穴が小さい場合は、もう一つ、穴を空けますね。そうすると嘘みたいによく出ます。

もともと、液体が入っていたものから、液体が出ていってしまうということは、そこに、代わりの何かが場所を閉めると言うことです。何も存在しない真空の状態にはなりません。
住宅事情の厳しい首都圏で、なんでもない空き地があると、あっという間に家が建ったり駐車場になったりするように、空間にも真空の状態が生じそうになると、空気が素早くその場所を自分のものにしてしまいます。
このように、空気が入ろうとしても、出入り口が狭いと入れません。空気というものと、液体というものが押し合って、出入り口を奪い合うと言ったところでしょうか。
この押し合いも、ラッシュ時の電車のドアの所のように、ただ降りたい人と乗りたい人が真っ向からぶつかるのではなく、真ん中に降りる人の流れ、脇に乗る人の流れが出来ると、何となくスムーズに入れ替われます。また、降車口と乗車口が別れていれば、もっとスムーズです。
醤油差しは、この降車口と乗車口が別れているパターン。
傾けたペットボトルなどからジュースをつぐときは、出る流れと、空気が入る流れの両方の道筋が確保できているパターンです。
いきなりさかさにしたペットボトルから、液体が出るとき、ごぼ、ごぼと何か上手く出てこない感じなのは、空気の液体が出入り口でぶつかって、上手く向こう側へ行く道筋を作れないでいるからです。
これを利用して、ミニ水道を作りましょう。蓋のあるペットボトルの下の方に、熱した目打ちか何かで小さな穴を空けます。あとは、この穴を塞いで水を口まで入れ、しっかり蓋をするだけ。蓋を弛めれば穴から水が出るし、閉めれば水が止まります。

|