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この報告は、暖冬である今年のものです。あちらこちらで、狂い咲きの花のはなしを耳にしますし、どうも早すぎる春の花の開花を見かけもします。温室効果などが引き金となっているらしい、自然界の変化にも一因があるのでしょうか。
さて、花の開花のメカニズムは複雑で、すべてわかっているわけではありません。現在、一般的に考えられているのは、時期が来るまでアブシシン酸という抑制ホルモンが花芽の成長を押さえているらしいということです。冬の寒さではこのホルモンは分解され、逆に成長を促すジベレリンなどがふえてきます。休眠が解除され、さらに発育のいい暖かい春になってくると、花芽は蕾に育ち、花が開花するしくみになっています。今年は、へたをするとこの休眠状態を経ないで開花してしまったものが多いのかも知れません。いずれにせよ、花芽は前の年にできていますから、スイッチが入りさえすれば、蕾から花へと育ちはじめるのです。
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