類似テーマのいろいろなアプローチ

同じテーマについてのいろいろな研究です

(総評)
人体に関する報告は毎年いくつかあります。もっとも身近な研究対象、でも個性や年齢差も大きく、なかなか手強い相手です。また、昆虫を観察した報告も、年々、多角的に、詳しくなってきて、写真も美しく作品を拝見するのがとても楽しみです。
自由研究はテーマそのものに難易のレベルはあまりありません。よく扱われるなテーマでも自分でどれだけ工夫できるか、深められるかが、研究の価値を決めます。皆が注目する題材ほど、多角的に、ユニークに、さまざまなアプローチが新たになされていくものです。わたしたち研究者がもっとも重視するのは、オリジナリティ(独創性、創意工夫)です。また、人に見せることを頭において、結果をどれだけ分かりやすく表現できるかも大切ですね

その1「人体」
1:体温の変化について

2:体温のしくみ-かき氷がもたらす冷涼感と体温の関係

3人の生活と脈拍の関係

その2「昆虫について・カブト虫とクワガタ
1:チョウとクワガタムシの羽化

2:カブトムシとクワガタの力くらべ

3:カブト虫の成長の記録

その3「昆虫について・かいこ
1:カイコの糸は何m?

2:かいこの一生

 

*各タイトルの後にある★印の年度とタイトルは、当HPで御紹介した過去の関連実験の報告です。今回御紹介している作品とあわせて、ぜひ参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

= 人体 =

脈拍、体温、身長、指紋など、人間のからだには個性である多様性と、人類としての共通項があり研究対象としてみんなもいろいろとチャレンジしてくれます。しかし、物理現象と違って生命現象は多様性の部分が共通項を見い出す邪魔になったり、条件が複雑だったりして、思うような結果が得られないときも多いようです。みんなの工夫や面白い着眼を紹介します。

★2006年 類似 5年 田中 夏央  「指紋について」
★2006年 ユニーク 4年 佐野日向子 「脳内時間-朝は起きている?夜は眠っている?」
★2005年 類似 3年 C. T.   「体温の変化について」
★2003年 ユニーク 5年 安斉 柚花  「身長の日内変動」

 

類似R-1 体温の変化について  6年(飯野 さゆり)

◇学校にいる時も、休み時間校庭へ出て遊んでいると、汗がだらだら流れてくる。同じように遊んでいる友達を見ると、私ほど汗をかいていないことが多いので、私の体温は他の人より高いのだろうかと疑問に思っていた。汗をたくさんかいて教室に戻ると夏はクーラーが効いている。涼しい部屋の中にいてもしばらく汗は出続けるが15分くらいするとしだいに汗もおさまる。これは私の体温が下がったからなのだろうか。
暑いと感じる時は体温も上がり、涼しいと感じる時は体温も下がっているのか、あるいは人間の体温は環境にはあまり影響されず、暑くても涼しくても体温は変化しないのか、とても疑問に思う。なので、いろいろな条件のもとで、体温にどのような影響があるかを調べてみた。
 
[実験と結果]
一秒で体温をはかれるタイプの外耳温度計と気温や水温を測るための温度計を用意した。
まず、一日の中で体温はどのように変化するのか、部屋の温度によっても体温は変化するのか、大人と子供の体温に違いはあるのか、3日間毎日1時間ごとに体温を測定した。そして、3日間の体温測定の結果から、いろいろな条件を変えて実験してみた。

  1. 室温における実験。クーラーの効いている涼しい部屋で体温はどう変化するか。クーラーの効いていない蒸し暑い部屋の中ではどうか。
  2. 食事による実験。食事を食べた後体温はどう変化するか。食べないと体温は上がらないか。
  3. 温かいものと冷たいものを飲んだ時。温かい物を飲んだ時に体温に変化はあるか、冷たいものを飲んだとき、氷菓を食べた時に体温はどう変化するか。
  4. 運動による体温変化。激しい運動をした時に体温はどう変化するか。緩やかに運動した時に体温はどう変化するか。
  5. 入浴による体温変化。熱いお風呂に入った時に体温はどう変化するか。ぬるめのお風呂に入った時に体温はどう変化するか。冷たいお風呂に入った時、入浴せず冷たいシャワーを浴びると体温はどう変化するか。高温のサウナに入った場合はどうか。

1.
クーラーのきいていない状態で熱いと感じた時は体温も上がっていた。クーラーが効いていて快適だと思った時は体温も少し下がった。


一日目は室温により体温の上下が見られたので、二日目以降はクーラーの効いている部屋にいる日とクーラーのない状態にして、温度を一定に保って体温変化を調べることにした。


3日間の記録からわかったことは体温は気温の影響を受けて上がったり下がったりする。どの日も午前中の方が体温が低い。午後になり気温が高くなってくると体温も上がってくるようだ。

2.食事をすると身体が温かくなったような感じがした。食後すぐでは体温が0.4℃上がった。さらに体温が上昇して食後6分後には食前より0.5℃高くなり、その後少しずつ下がり始めた。40分かけて0.4度下がった。
一方、食事をしないと食後のような急激な体温の上昇は見られない。室温は28℃で一定だったが、午前中外気温が上がるにつれて体温も少しずつ上がっていった。
食事をした後は身体が熱くなりエネルギーがわきあがるのを感じたが、食事をしないでいると、運動しているわけではないのに、ふらふらして、身体に力が入らず集中できなかった。
以上のことから、食事をすると身体にエネルギーが入り、体温は上昇する。

3.熱い飲み物を飲んだ後は体温は3℃上昇したが、その後15〜20分の間は急に上がることもなく2℃前後で上下しながら37℃位を保っていた。不思議なことに時間がたつにつれて、25分すぎたころから徐々に体温が上がり始め、33分後には37.4℃まで上がり、その後40分も37.4度で持続した。
冷たい飲み物は、氷をたくさん入れた冷水を3杯一気に飲み干したので胃のあたりがグ?ッと冷たくなった。飲んで2分後に0.4度も下がった。10分たっても胃のあたりがまだ冷たかった。身体は全身少し冷えて暑さを感じなかった。その後30分以上0.1℃間で上下を繰り返しながら、体温の上昇はなかった。冷水を飲んでから40分すぎてようやく体温が上がり始めそれと同時に暑さも感じ始めた。


氷菓は氷のアイスでとても冷たかったけれど冷水の量にくらべると少なかったので、食べた直後はひやっとしたが、体温が下がったのはほんの一時的で、特に変化も見られず身体が冷えることもない。


飲み物による実験からわかったことは、身体の中に熱が伝わると飲んだ直後よりしばらくしてから次第に体温に変化して、身体の中が暑くなったり冷たくなったり、かなり長い時間体温にも変化が見られ、体温が下がると暑さも感じなくなり、体温が上がると暑く感じるようになる。

4.激しい運動も緩やかな運動も、どちらの場合も身体の中から温まって、体温は上昇するが、どちらもある一定の範囲内まで戻る。下がってきても、身体を動かす前の体温より0.2〜0.3度高い温度で持続する。身体は温まったらなかなか冷めないようだ。

5.入浴実験では冷たい水は急速に体温を奪う。身体をあたためるには時間がかかるが身体から熱を奪うのには時間がかからない。体温が奪われると(とくに身体の芯が冷えてしまうと)なかなか体温は回復しない。平熱に戻るにはすごく時間がかかる。
結局体温上昇はどの場合よりもサウナが一番高かったが、大量の汗をかいて体温が戻るのもものすごくはやかった。他にくらべると身体がものすごくつかれ、体力を消耗したような気がした。

[まとめ]
どの場合も直後の方が体温がさらに高くなったり低くなったりする。外側から身体をあたためるより、自分が運動して身体の中から暑くなった方が身体が温まり、体温が高いまま持続する。

また、体温が高温になると、体中から大量の汗が出て身体を冷やしてもとの平熱に戻そうとする働きがあることもわかった。私は自分の平熱は36.3℃ぐらいだと思っていたので今回この実験をして36.8℃もあることに驚いた。これは夏だから高いのか、冬でも高いのかよくわからないので今度は冬にも実験をして体温の差を比べてみたいと思った

 

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類似R-2 体温のしくみ-かき氷がもたらす冷涼感と体温の関係  5年(姫野 美南)

◇私がこの実験を始めるきっかけになったのは、かき氷を食べた時、頭がジーンとし、口の中がとても冷たくなり、肩や胸がひんやりとし、最後にはぶるぶるふるえ、冷房を消したくなるほど寒くなった。その時、「今何度ぐらいなんだろう」と思って体温を測ってみたが平熱とそんなに変わらなかった。これほど寒く感じるのになぜ体温はそれほど下がっていないのか?この疑問を解くために家族に協力してもらって体温の変化についていろいろ調べた。

[実験と結果1]
冷たいものを食べて寒いと感じる時、わたしたちの体温はどのくらい下がっているのか、反対に熱いものを食べて暑いと感じる時、わたしたちの体温はどれくらい上がっているのかを調べ、それぞれの身体に起こる変化を見た。また、熱いお風呂に入り身体を外側からあたためると、体温はどれだけ上がり、また、その後どのように変化するか、反対に冷たい水風呂に入って外側から身体を冷やすと、体温はどれだけ下がりその後どのように変化していくのか。

  1. かき氷を父、母、私、妹の4人で食べ、食べる前と食べた後の体温の変化を調べそれを5回行う。冷房は26度に設定、室温は28℃。かき氷は100ccの水を固めてかき氷器ですったも-4℃のもの。
  2. 食べたら熱いと感じるうどん、豚汁、カレーうどん、ぞうすいを4人で食べ、体温変化を測定する。全部で5回。室温条件は1に同じ。食べ物はいずれも1人前150gで食べる直前に68℃。

  1. 実験の結果からだいたい0.1?0.3℃下がった。食べる直前と直後で体温の変わらないこともあった。しかし、冷房を止めたくなるような寒さを感じた。
  2. だいたい0.2?0.5℃体温が上がった。また、平均して妹の体温変化が一番小さく、父母の変化が大きかった。この実験をしていて気がついたのだが、妹は熱いものを食べるのがとても遅く25分くらいかかり、父母は早く14分くらいだった。また、私は汗ばむ程度で妹はそんなに汗をかいていなかった。短時間で熱いものを食べた父母は上半身がかなり熱く感じるらしく汗をたくさんかいていた。

しかし、食べる直前の体温を見ても、日によって0.4℃の差がある。このことからかき氷を食べてもそれほど大きく体温は下がらないといえるだろう。100ccのかき氷のりょうが体温を下げるほどのものではないことが考えられる。私と妹に比べて、身体の大きな父母にはほとんど体温変化が見られなかったことからも言える。そう考えると、熱いものを食べた時の体温変化も、私や妹の方が大きいと思われるが、実際は逆だった。れは熱いものを熱いうちに短時間で食べてしまったからだろう。冷たいものに比べて熱いものは食べる時間に差が出てしまったこかとから、あまり正確な結果とは言えない。ところで体温変化が少ないのに寒気を感じる理由はわからなかった。

[実験と結果2]

  1. 41℃の熱いお風呂に首までつかり、外側から体全体を5分間あたためた時の体温変化を4人について3回ずつ調べる。体温を測るのは浴室から出て身体をすばやくふいた後、脱衣所で30秒後、1分後、1分30秒後、2分後と体温変化を記録し、いったん体温計をはずした後、普通に着替えて5分後10分後、15分後に測った。


体全体をあたためるとだいたい2℃ぐらい上がる。体温変化はみな同じようなカーブを描き、15分後にはほぼ入浴前に戻っている。脱衣所で測っている間中、からだがほてり、汗をかいて筋肉はゆるんでいる感じがした。

  1. 24℃の冷たい水風呂に首までつかり、外側から身体を2分間冷やした時の体温変化を4人で2回ずつ行った。体温を測るのは浴室から出て身体をすばやくふいた後、脱衣所で30秒ごとに6分後まで変化を記録した。


体全体を冷やすと体温は3.5℃?4℃下がる。いったん下がった体温はみな同じように上昇し、5分でほぼ平熱に戻り安定して測り終る時はみなはいる前よりも0.1?0.2℃上がっていた。水風呂に入る時は入る前から寒気がし、足をつけただけで体全体に力が入り、鳥肌がたった。実際ものすごく冷たかったが、首まで使って落ち着くとそれほど寒さは感じなかった。しかし、最後まで身体に力が入っていた。

[全体の考察]
身体の筋肉のゆるみや、力が入っているという変化は、体温をあげたり下げたりするために起こるのだと思う。こうやってわたしたちの身体は上がった体温を平熱に下げようとし、下がった体温を平熱にあげようとする働きがある。これは、私達が一定の体温を保つ恒温動物だと授業で習ったことがあるが、それがよくわかった。また、2℃上がった体温を下げるよりも、3.5?4℃下がった体温をあげる方が倍の速さだということもわかった。

[まとめ]
かき氷を食べると一瞬部分的に体温が下がっていても、水風呂でわかったように短時間でたくみに体温をあげる働きがあるため、私達の身体は体温計で測るころにはほとんど体温は下がっていないという結果になったのだろう。かき氷を食べた後に0.1℃体温が上がっていることもあって不思議に思っていたが、水風呂の実験で同様な結果があり、下がった体温をあげようとする働きが結果的に体温をわずかにもとの体温よりあげることがわかった。
しかし、私がこの実験を始める前に思っていた「かき氷を食べる→冷房を止めたくなるくらいの寒気を感じる→体温は下がっている」という考えは「かき氷を食べる→冷房を止めたくなるくらいの寒気を感じる→人は下がった体温を短時間でたくみにあげる働きがあるので体温はほとんど下がらない」ということだとわかってきた。それでも、わずか一杯のかき氷でわたしたちがなぜ冷房を止めたくなるほどの寒気を感じるのかがいまだにうまく説明できない。
本で調べたが難しすぎてまだ詳しくはわからない。ただ体温と熱さ寒さはどうやら脳に関係している。いつかもっと詳しく調べてみようと思う。

[参考文献]
体の熱と流れの科学  オーム出版局

脳と体温  共立出版

 

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類似R-3 人の生活と脈拍の関係  6年(樋口 真由子)

◇今回のテーマを「なるべく自分で調べることができてなおかつ身近なテーマでデータが出るものにしよう」と決めた。なぜなら3から5年までは「赤土」「DNA」「分光器」など難しく自分であまり理解ができずらく、結果がきちんとでないという少し年齢的にハードルの高いテーマを選びすぎていたからだ。「脈拍」なら自分の体を使ってできると、いろいろとデータもとれそうだと思った。すると次々にたくさんのアイディアが頭から出てきた。例えば一日の脈の変化、あっ、走った後の変化や年齢による変化はあるのかなあ・・・という感じにだ。その時、私は自由研究の今年のテーマは「脈拍」にするぞと決めた。そしてとっても楽しそうだなあとワクワクしてきた。「脈拍」は6年生になってきら「体や心臓」の単元などで少し触れた。授業で勉強したことを自分で調べてみて実際に確かめてみるのもいいなあと思う。

[実験と結果]
いろいろなシーンで自分で脈拍計を使って実際に調べてみる。
1.走った時の脈拍の変化とその後の経過


走ると確実に脈は上がり、30から1時間で平常に戻る。一日のうちのいつ走るかはあまり関係しない。
お茶や牛乳などの飲み物を飲んでもなぜ脈拍は上がらないのだろうか。

2.逆立ちをとた時、している最中の10秒ごとの脈を測る。データを表にしてみる。
する前の66回から10秒ごとにに増え、30秒後には112回、一度減って、また60秒後には104回を記録した。
運動をすると総じて脈が上がる理由を調べて考え、まとめた。

  1. 一日の変化


日によって活動している内容が違っていたり、体調が違っていたりするから同じ時間の脈を調べても同じにはならない。ただ、「脈拍」は一日のうちで時間によって、活動内容によっていつも変化しているものだということがあきらかになった。

  1. 年齢による一日の変化の違い


10代の私の脈拍はあまり誤差はなくやや高めの70?85を保っている。40代の母の脈拍は時間によってあまり違いがなくやや低めの60?70を保っている。70代の祖父の脈拍は時間によってとっても差があり60?90ぐらいとばらつきがある。
一般的な年齢による脈拍の違いについて調べまとめた。

  1. 好きな食べ物を食べた時

おやつをまったく食べずにお腹がすいている時85回→ご飯になって食べ物のにおいをかぐ96回→好きな食べ物を始めに食べた時101回→好きな食べ物を食べている途中94回→好きな食べ物を食べ終えた時91回
やはり、好きな食べ物を食べた時は脈は上がった。食べ物を食べたから脈が上がったというより、いろいろな食べた時の感情によってこうふんして心臓がどきどきして脈が上がったと思われる。おそらくお腹がすいている時ほど食べると刺激されるので脈の変化が多くなると思う。

  1. 嫌いな食べ物をべた時

本当に嫌いならっきょうでためした。実験前83回→食べなくては・・と思った時168回→においをかいだ時173回→一口食べてみた時171回→たべ終って少し落ち着いた時90回
たべなくてはと思った時からはきけがして気持ちが悪くなってきた。もう倒れそうで本当に本当につらくてはきそうになった。そんな思いをするととっても脈が上がることがわかった。好きな食べ物を食べた時より、嫌いな食べ物を食べた時の方が感情が深く思いが強くて脈拍もとっても変化することがよくわかった。

  1. 好きなドラマ、恐いテレビ、感動などテレビのジャンル別の脈拍の変化。緊張した時、恐かった時、うれしかった時、感動した時。

テレビを見ている時でも感情が変化する時でも脈拍はみな同じように変化した。感情が生まれると緊張した時の自分の心臓が速くなっているのがわかるように、脈拍計で調べてもやはり脈が平常よりとても高くなっていた。どんな感情の時でも私が調べた結果、脈拍が下がることはなく、いつも上がっていた。感情によってどれくらい脈拍が上がるかは違ってくる。

  1. お風呂に入る前はいった時と後

お風呂に入ると急激に上がった。10分くらいで脈拍の変化が落ち着いて平常的な脈に戻る。

[まとめ]
全体の結果のまとめを表にして示した。
すべてをまとめると、「脈拍はいつも変化している」とわかる。「人」は活動をすると脈拍数が増えて休息すると脈拍数が下がる。年齢によっては脈拍数は変化する。老人が低く子供が高い。感情によっても脈拍は変化する。
また、発展として、脈拍と寿命や心臓との関係などを調べて自分なりにまとめた。次には季節や地域による気温差などにも深めたい。

[感想]
これを調べる間では脈拍がどのような働きによって、またどんな時に変化するかなど知っていることはあまりなかった。調べはじめると、次はこれを調べようと広げていったり、もっと知りたくてインターネットを使ったり自分一人でどんどん脈拍の世界に入っていった。頑張って夏休みのいろいろなシーンで脈拍の変化を調べてきてわかったことがたくさんあった。そして何よりこんなに時分一人の力だけでやってここまで一生懸命調べそして結果が出て、こんなに楽しくて満足感のある自由研究は初めてだった。今年は本当に「やった」というきになって最高の自由研究になった。

反省として脈を測る時気温だけでなく体温も測って隣にかいておけばよかったと思った。より実験結果が詳しく出たかもしれない。次の時はそうする

 

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= 昆虫について・カブト虫とクワガタ =

カブト虫も例年人気の研究題材です。たくさんの幼虫を無事カブト虫にまで育て上げた報告などが、丁寧な観察記録や写真とともにまとめられていて、毎年どの作品も読んでいる方も楽しくなる題材です。今回は、昨年に続き条件を変えて生育させた報告や、クワガタとの比較などを取り上げました。

★2006年 類似 3年 吉田 汐音  「カブト虫の研究」

類似R-4 チョウとクワガタムシの羽化  5年(瀬下 恵利佳)

◇家で育てていたノコギリクワガタの幼虫が3年目になり、次々に羽化した。また、隣の家からもらったナミアゲハの幼虫も羽化した。どちらも完全変態の羽化なのでその二つの羽化について比較することにした。

[観察と結果]
まず羽化とは何か調べた。
それぞれのサナギの特徴をまとめた。


まずナアゲハの羽化を観察した。さなぎがわれる様子を観察しやすいように糸で支えた。

 

ノコギリクワガタの羽化の様子を見やすいように工夫した。
  

変態のしくみや羽根を伸ばすしくみを調べてまとめた。

[気づいたこと]

  1. 似ていたこと

羽化する前、両方とも上の方から色がついてきた。
羽化する前に液体を出す。
羽化の直後は羽根がぬれていた。
頭から先に出てきた。
サナギのからはどちらも茶色。
どちらも羽根がしわくちゃで出てきた。

  1. 違っていたこと

クワガタムシは幼室を作るがアゲハは作らない。
クワガタ虫は卵から成虫になるまで約3年かかった。
アゲハチョウの方が羽化の時間が短かった。
アゲハチョウはサナギから足が出ていなかったがクワガタ虫は出ていた。
アゲハチョウはぶら下がっていた。
アゲハチョウはさなぎの中から飛出すようにして出てきたが、クワガタムシはサナギの殻を自分でぬぐようだった。
アゲハチョウは最初からちゃんと色がついているがクワガタムシはついていない。
クワガタムシはうつ伏せでうかしたが、アゲハチョウは仰向けで羽化した。

[まとめ]
チョウは羽化の時間が短いので幼室を作る必要がないので地上で、クワガタムシは羽化にすごく時間がかかるので幼室を作ると思う。チョウは羽化する時に仰向けになるのは羽を伸ばす時に血液を羽に送るのにその方がよく流れるからで、クワガタムシは羽が小さいので、仰向けになる必要がないからだと思う。それから、羽化にはホルモンはすごく大切だとわかった。なぜなら手で触ったクワガタムシのサナギはうまくいかなかったから。脳で作られる羽化ホルモンが行き渡らなかったと考えられるからだ。チョウは10日ほどしか飼育しなかったけれど、クワガタムシは3年もかかったので大変だったが、羽化の瞬間が見られてうれしかった。

[参考文献]
昆虫・クモ(ワイドビジュアル) 学研

三省堂生物小事典 第4版

 

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類似R-5 カブトムシとクワガタの力くらべ  4年(飯島 健之恭)

◇カブト虫とクワガタムシではどちらが力が強いのだろう。調べてみることにした。

[実験と結果]
虫の重さをスケールで測る。その重さの1倍、2倍・・・の粘土を丸めて糸をつけ虫にひかせる。


虫がすべるのでたたみの上を歩かせた。走光性なので懐中電灯でおびきよせた。夜行性なので夜に実験した。

[まとめ]

体重が8.7gのカブト虫と2.9gのクワガタムシを同様に実験した結果、カブト虫は体重の5倍の43.5gまで動かせた。クワガタムシは体重の10倍の29.0グラムまで動かせた。体重の何倍を動かせるかでは、カブト虫よりクワガタムシの方が力が強いことがわかった。

 

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類似R-6 カブト虫の成長の記録-クヌギマットと腐葉土マットのちがい  4年(吉田 汐音)


◇去年1年間、カブト虫を卵から幼虫、サナギ、成虫までと成長の様子を詳しく観察することができた。また、成虫の交尾の様子を見ることができた。サナギから羽化した成虫の中には体長35o、つのの長さ6oと、とても小さなものがいてびっくりした。そして、成虫になってからも大きくならなかった。本で調べたら、「幼虫の時期に食べるえさの質や量で成虫になった時の大きさが決る」とあったので、二種類のマットで育ててみたらどうなるか実験してみようと思った。

[実験と結果1]
クヌギマットと腐葉土マットで幼虫を育て、毎月、体重を測り、増え方を記録する。成虫になってからは体長、つのの長さ、体重を比較する。
大きめのプラスチック容器二つに、それぞれクヌギマットとふようどマットを用意した。前年の10月末に8月生れの三令幼虫を五匹ずつ入れ、ベランダにおいて飼育した。直射日光と凍結を防ぐため、段ボール箱に入れた。サナギになってからは室内に入れて観察した。どちらも山形さん成虫の卵から生まれた幼虫。
実験用にこのように二つにわけた山形県産以外の青森県産の幼虫約20匹は、市販の昆虫マットを入れたクーラーボックスに入れて、ベランダで飼育することにした。クーラーボックスの方が実験用のプラスチックケースより外の気温から守られているから育ちかたに違いがでるかもしれない。
2/25からマット交換の様子など、およそ1ヶ月ごとに6月からはもっと頻繁に観察日記をまとめた。

2/25 今日マットの交換をして、冬の間カブト虫の幼虫がどうしているのか観察した。また幼虫の体重も測ってみた。クヌギマットの幼虫もふようどマットの幼虫もケースの底でじっとしていた。取り出してしばらくするとクヌギマットの幼虫の方が元気で活発に動き、マットの中にもぐろうとした。イナバウアーをしているものもいた。フンの様子にも違いがあった。


4/15には全部のオスメスの区別がつくくらいに育ってきた。体もとても大きくなってきた。また、2週間後の4/30にはマットにたくさんのフンがたまってたいたので体重はそれほど増えていなかったが、マットを交換して測定した。フンはクヌギマットの方が大きめでやわらかく赤茶色っぽい。ふようどマットの方はやや小さめで固く黒っぽい。
5/19になると体長も約8pとなり、メスのお腹には卵らしいものが1?2個ぷつりと見えた。
6/11に体重測定とマット交換をしようと思ったら、マットの下の方でサナギ部屋を作り始めているようだったので中止した。

6/23に比較実験用以外のクーラーボックスのカブト虫を見たら、オス4匹が地上にでていた。去年、オス、メスの見分けがつきにくいほど小さな成虫の子供だが、明らかに体長、つのともに長い。去年より栄養状態がよかったのだろうか。
オスばかりが先日常にでたのはなぜだろう。メスより、オスの方が早く地上に出るのが普通なのだろうか。本で調べたら(*1)、自然界ではメスの方がオスよりも少し遅れて羽化する。
〜6/23 6/24 6/26
オス 5   1  0  
メス 4   4  1 
合計 9   5  1  総計15匹
オス二匹は2日にケンカで死亡

7/9 クーラーボックスでかつているものにおくれること1日、比較実兼用クヌギマットのケースの中でオスが一匹地上に出ていた。なかなか出てこないので、途中で死んでしまったのかと心配していたので、とてもうれしい。やはり、クーラーボックスの中は温かいのではやく羽化するのだろう。
この後、日毎にメスの登場や交尾などの観察ができた。

ふようどマットとのオス2匹の目が白かった。多摩動物公園の相談員の人に白目について聞いてみた。昆虫の中には時々白目の個体がうまれることがあリ、これを突然変異という。チョウにも見られ、目が見えないらしく、ふらふらと飛んで花を見つけることができず死んでしまうことがあるらしい。カブトムシはにおいで食べ物、オスはメスを見つけることができるのであまり目は使わないそうだ。

成虫の性別、体長、つの、体重を測定して表にまとめた。
また、マット別に日付けと体重の変化をグラフにまとめた。
それぞれのマットの幼虫から成虫の体重変化の平均値をグラフにした。
それぞれのカブトムシの形をグラフに小大別に絵にして比較した。

夏の間のカブトムシの様子を、活動時間、ケンカの様子、食事、交尾、歩きかなど全体的に特徴をまとめた。

7/21 成虫のかごの掃除をしていたら直径2oくらいの卵をいくつか発見した。スプーンですくって別のケースに移した。今度は卵の時から別々のマットで育てて成虫までの成長記録をつけてみたい。

 

[まとめ]
今回の実験の結果、幼虫の間はわずかにふようどマットの方が大きかったものの、成虫はどちらの方が大きいかははっきりしなかった。しかし、幼虫が大きいほど成虫は大きくなることが推定される。クヌギの方がつのは長いが、体長はふようどの方が長いのでどちらとは言えない。体重は同じだった。そして、羽化した時以上は大きくならない。
クーラーボックスの結果からは、体の大きさは親の影響よりも育つ環境の影響の方が大きいと言える。
今度はぜひ卵からマットを別々にして育ててみたいのと、今回は5匹ずつがいっしょで1匹1匹区別がつけられなかつたので、別々に飼育して記録したらもっと面白いと思う。大好きなカブトムシを条件を変えてかって見ることでますます興味がわいて、好きになった。カブトムシの様子をじっと観察していると時間がたつのを忘れてしまうくらい面白かった。好きなカブトムシを自由研究の題材に選んでよかったと思った。

[参考文献と協力者]
*1 自然と科学45 カブトムシ  岩崎書店  p20

協力してくれた人:多摩動物公園相談員さん
マット交換 父
写真記録 母

 

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= 昆虫について・かいこ =

学校でも観察するカイコ、実際に育ててみるとやはり本で呼んだり、教科書で習った以上の様々な場面に出会い、たくさんの不思議を見つけだすことができます。繭から美しい光沢の糸をとった人も多いことと思いますが、何mくらいあったのでしょうか。測るのは大変ですが、測ると感心します。自分がその長さを歩くことを考えたらかなりの距離です。

★2005年 類似 6年 米倉 由子 「カイコは飛べるか」
★2003年 データ 4年 Y. Y. 「カイコの観察」

類似R-7 カイコの糸は何m?  3年(里美 華)

夏休み前からカイコを飼っていて、大掃除の日朝からマユを作り始めた。夕方にはマユになっていた。二週間たってもガにならない。一ヶ月たったので死んでしまったのかな。マユの中はどうなっているのかな。ふるとからから音がする。マユを切ってみようかな。カイコの糸は太いのかな、長いのかな。じゃあ、糸だけとってみよう! ・・・でも、どうやって? そこで、お兄ちゃんとママに相談した。

[実験と結果]
なべに湯をわかす。
巻き付ける厚紙を1周30センチに測って「つつ」を作る。
お湯にマユをつける。すぐういてしまい、なかなかお湯につからない。
マユが水を吸ってきたら糸の先を見つける。始めのうちは短い糸が何回かすくえる。
糸をつつにまきつける。



一番長い糸は3時間半かかって1周30pのつつに1581回巻き付けられた。
30p×1581回=47430p=474m30p
インターネットで調べたら、マユ1個の糸の長さはだいたい1200?1500m。太さは2/100oくらいだそうだ。
私のマユは小さかったのかな。糸の取り方が悪かったのかな。

 

中から出てきたのはマユの形をしたカプセルみたい。中の中まで糸があってサナギは糸でぐるぐるまきになっているのかと思っていたからびっくり。その中をハサミで切ってみるとこげちゃ色の土のかたまりみたいなのが出てきた。これはサナギの死体?

[まとめ]
糸を取るのは面白かった。カイコの糸はすごく細いのにとても丈夫でなかなか切れなかった。カイコの小さな体の中にすごい秘密があるのだなあと思った。

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類似R-8 かいこの一生  3年(津田 将太)

おカイコさんの幼虫がうちにきたよ。ぼくはカイコがかわいくて仕方なくて、いつも声をかけたり、手にのっけたりして触れあっていたから、記録に残しておこうと考えた。2年生の時から、うちでカイコを飼うのを楽しみにしていたので、学校からもって帰ってきた時は宝物をもらったみたいにうれしかったです。

[観察記録]
6/28日から、食べる様子を記録し、飼育の注意点や幼虫のからだのことをまとめた。
食べている時の音を聞いたり、ウンチの様子も記録した。

 

糸を吐き出したので、空き箱にだんボウルでしきりを作ったもの「まぶし」にカイコを入れた。

8/1の朝、気がついたらマユからカイコが出てきていた。閉じていた羽を乾かして、羽を広げたら真っ白できれいだった。メスだ! とてもかわいい顔でこっちをじっと見ているからなでてやりたくなった。チョコチョコと足で顔や頭をかいている。調べたら触覚のおそうじみたいだ。
サナギの抜け殻や交尾の様子も調べた。すぐに黄色い卵を生んだので、急いでキッチンペーパーの芯をカットして「さんらんケース」を作って、その中にメスを入れた。150コくらいも卵を生んだ。

  

[まとめ]
始め細かった幼虫がだんだんふとくなってきた時は本当にうれしかった。幼虫がガジガジ桑の葉を食べているのを見るのは、面白かった。だから「どんどん食べて大きくなれよ?」と声をかけた。幼虫が糸を吐き出してマユを作りそうになった時はワクワクした。2日待ってようやくマユになった時は、毎日桑の葉をあげたり、ウンチをそうじしたりしたかいがあったとおもった。
2週間くらいした朝、マユから出てきていたので、「ヤッタ?!」と思った。メスだった。すぐにオスも羽化して、羽をばたばたさせてメスに突進していくのが面白かった。あっという間に交尾をしていた。メスのお腹が膨らんだような気がした。どうして自分がオスとメスとわかるのかが不思議だった。
3時間以上も交尾していたので無理矢理引き離したら、メスがすぐ卵を生み始めた。たくさんの卵にびっくりした。早く「ケゴ」がみたいなーと楽しみにしていたけれど、2週間すぎても生まれなかった。とてもがっかりした。暑すぎたのかな。何がいけなかったのか、調べて、来年こそはちゃんとふかさせたい

 

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