類似テーマのいろいろなアプローチ

同じテーマについてのいろいろな研究です

その1「雲」
(総評)
みんながよく調べる雲。そして、夏の空の観察。自由研究はテーマそのものに難易のレベルはあまりありません。よく扱われるなテーマでも自分でどれだけ工夫できるか、深められるかが、研究の価値を決めます。わたしたち研究者がもっとも重視するのは、オリジナリティ(独創性、創意工夫)です。また、人に見せることを頭において、結果をどれだけ分かりやすく表現できるかも大切ですね。

1:"雲"の研究

2:雲の観察

 

その2「とうふ」
(総評)
だんだんにとうふを作ってみる人が増えてきました。とうふ作りも条件設定次第で、いろいろと違いが出ます。また海の自ら塩を取ることは毎年試みる人が多いのですが、その塩やニガリの活用まで発展させて、日常の生活の中に実験の成果を結び付けたアプローチを紹介しました。ほんの少しの工夫が内容を深め、生活を学ぶ場にもなります。

1:自家せいとうふ作り

2:海の水から作った手作りの塩


*データは一部省略した記述にしてあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

雲1 "雲"の研究  5年(田中 聡美)

◇ふつうぼんやりと見ていると何も感じないけれど、きょうみを持ってみてみると雲にはいろいろな形、色、高さがあるのがわかる。どうしてそんなに違いがあるのか?
[目的]全部雲のことを調べる。
[予想と調査]
 雲の正体、くものでき方を予想して、詳しく調べた。
 また、雲の種類について、10種の雲形、形、できる高さなどを調べ、さらに名称、俗称、特徴を写真も付加して種類別に表にまとめた。

[観察記録]
自分でとった写真の雲について、その名前を分類してみる。また、その日の天気と気温、湿度、平均風速を記録し、その日の天気図と気象衛星からとらえた日本上空の雲の様子を示す。この雲日記を7/29〜8/18までの間で13日分をまとめた。



[まとめ]
雲は小さな水てきなどが集まったものと知って、少し夢がなくなってしまった。でも、雲がなければ雨がふらないしっかりした理由がわかってちょっと感激した。今回の研究で空を見ても何の雲かがわかるようになってきたので、めざすは「お天気お姉さん」。

 

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雲2 雲の観察  4年(M. I.)

◇雲はわたがしみたいでさわれるものだと思っていたが、富士山に登った時、「きり」みたいだということがわかった。雲は何でできているのか、なぜ空に浮いているのか、どんな種類があるのか調べてみようと思った。

[調べと実験]
1. 雲のでき方を調べ、ペットボトルの中に雲を作ってみる実験をしてたしかめた。ペットボトルに水を入れてよくふってから捨てる。ペットボトルの中にかとりせんこうのけむりを入れて、ペットボトルを軽く握ったままふたをしめる。強く握ってへこませて手をはなすとペットボトルの中に白いきり(雲)ができる。中の空気が急にふくらんで温度が下がったので、これは、上空で雲ができるのと同じ状態。
2. 雲の種類を写真をそえてまとめる。

[観察記録]
自分でとった写真、月日、時間、気温、湿度、場所と雲の様子をまとめる。
同じ日でも時間と場所を変えて観察する。
帰郷の車中から移動中の各場所の観察もした。


[まとめ]
・同じ場所から写真をとっていても、時間によって雲の形が違う。風に流されたり、風で形を変えたりする。
・雲の厚さが薄い時は太陽の光が反射して白く見え、あつい時は反射しにくいので灰色に見える。
・雲ときりは空気の中の細かな水てきからできているなかまで、山に立ってみると雲はきりのように見え、下から見るときりは山をおおう雲に見える。

 

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とうふ1 自家せいとうふ作り  3年(貫井 玲央)

◇冷ややっこも湯豆腐も味噌汁も大好きだが、とうふの中にはかたいものもやわらかいものもあり、味もさまざまである。やわらかいとうふが好きなので、どうしたら美味しいとうふを作れるのか実験した。

[目的]
豆乳の温度と、にがりの量によるとうふのかたさの違いを調べる。

[材料]
無調整豆乳(市販品) ニガリ(市販品) ガーゼ 紙コップ ザル 紙トレー

[実験]
1. 5℃、25℃、60℃、80℃の豆乳を100Nを、紙コップ4杯ずつに入れる。
2. 同じ温度の4つのコップにそれぞれ1N、2N、3N、4Nのニガリを加えてよくまぜる。計16個のコップをそのまま放置する。
3. ガーゼをしいたトレーの上にコップの中味をのせ、20分放置する。



[結果]

    温度

ニガリの量
  5℃   25℃   60℃   80℃
  1N @あまい A味が少ししかない Bあまい Cあまい
  2N Dちょうどいい Eちょっと味がAより多い Fちょっとあまい Gちょうどいい
  3N Hちょうどいいかな? Iおいしいかな? Jちょうどいい Kちょっとにがい
  4N Lにがい Mおいしい Nちょっとにがい Oにがい

・ニガリの量が多いほど固まるとうふの量が多かった。
 1Nのものはほとんど固まらなかった。
・にがりが4Nのものは味が苦くなった。
・温度の高いものの方ができあがったとうふがかたかった。
 DEHIは固まらなかったが、ヨーグルトのようなとろっとした液体になった。
・舌触りや味は@JGの順でよかった。
[まとめと反省]
 豆乳も自家製のものを使いたかったが、量が多いのと、一定の「しつ」をたもつことがむずかしく、ふくまれている成分も正確にはわからないので市販の豆乳を使用した。
豆乳100Nにはタンパク質5.25gふくまれている。ニガリ水1Nにはニガリが0.087gふくまれている。豆乳100Nにニガリ水3N加えたものが苦くないから、タンパク質1gに対してニガリ0.05gがちょうどよい比率だと思う。とうふのかたさはやわらかい方が好きな人は60℃で、かたい方が好きな人は80℃でニガリを加えればいいと思う。
 こんどは大豆から作ってみたい。

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とうふ2 海の水から作った手作りの塩  3年( C. K.)

◇伊豆の海でとってきた水で塩づくりにチャレンジいろいろなものに使ってみた。

[目的]
海水から塩を作る。使ってみる。

[実験と結果]
1. 海水4Pをコーヒーフィルターでこして細かい砂やゴミを取る。
2. こした海水をなべに入れて、水の量を割り箸で測る。なべ底からは8Bだった
3. 海水を強火で煮詰め一時間すると、5B8@になった。水は少し白く濁った。
4. もっと続けるとまわりに白い固まりができて、1B5@までへった。ほんの少しとろとろしている。
5. 4をこすと白くてベトベトしたものと、透明の液体になった。お父さんによると白いものは硫酸カルシウム。舐めてみたら塩のように塩っぱかったが最後にとても苦かった。
6. 4Pの海水が180Mまでへっていた。白いどろどろをコーヒーフィルターでこす。
7. こしたものをまた、なべで沸騰させると、見る見るうちに白いものがシャーベットのようになってきた。
8. シャーベットのようなものをもう一度コーヒーフィルターでこす。フィルターの中にたまったものはとても塩っぱい。
9. 8でこしたものをフライパンで焼いて水分を飛ばす。粉のようになって、手作り塩の完成。8でこした液体はニガリ。

[利用]
・ 作った塩で卵を食べた。
・ お母さんが塩をつけておにぎりを作ってくれた。とてもおいしかった。
・ 前日から水につけておいた豆をミキサーでつぶして煮る。それをしぼって、「おから」と「豆乳」にわけた。豆乳に8のニガリをいれてガーゼに包んで固めるととうふができた。
・おからでケーキを作った。



[まとめ]
海水から「塩」「ニガリ」「豆乳」「おから」「ゆば」「とうふ」「おからケーキ」が作れた。こんなにたくさんお店に売っているものがうちで作れてとても嬉しかった。塩やおとうふを作っている人たちは毎日こんなに大変な仕事をやっているのだなと思って、むだづかいしてはいけないと思った。

 

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