小学生夏休み自由研究掲載にあたって


今年も、たくさんのお友達の夏休みの自由研究作品を掲載します。
今年は三年生から六年生まで、実にたくさんあったのですが、くまたろう博士とうさこ先生で一生懸命選ばせていただきました。
例年通り、くまたろうとうさこの独自の視点から選んであります。
掲載コーナーでは、それぞれの中の作品の順番は適当です。初めの方が偉いわけではありません。学年別にはしましたが、たまたま積んであった順に上から打ち込みましたから・・・

今年は去年の研究の続きを深めたり、以前の研究の結果を新しい研究の中に生かしたりした人がふえていました。とてもたのもしく、来年がますます楽しみになりました。また、幼いながらに三年生の作品の個性あふれるレベルの高さには感心しました。今年度は火星の大接近があり、観測を計画していた人も多かったようですが、天体の観察をテーマに選んだ人は天気の悪さに泣いた年でした。しかし、その中で実際に星が見えた数日はとても感動的だったようです。
取り上げ切れなかった中には、電気製品の音程を調べたり、紙を16折にまでして強さを調べたり、テレビを見ている人の目に向かってリモコン操作をすると目が鏡の役割をすることを確かめたり、話題のアミノ飲料について、各社にインタビューをして調べたり、身近な植物を分類する基準をいろいろと試行錯誤したり、ただの夏休みお天気調べに終わらず天気図の変化と社会情勢から世界の気象にまで目を向けたり、卵の浮き沈みでウズラとニワトリの違いに着目したり、アリの好物調べに色のちがいは影響するかを調べたり、てんびんの実験でハムスターまではかったり、高価なカブト虫と似ているのに駆除するゴキブリのちがいについて調べたり、ヤドカリをじっさいに引っ越しさせてみたり、・・・面白くてとても書き切れないほどでした。

科学館や塾などのいろいろな催しで各地の体験学習に足を伸ばした人たちの報告も大変興味深いものがありました。鉱物採取、食虫植物観察、NASDA訪問など、なかなかできない体験もあり、ぜひうまく活用するとよい経験ができるとおもいます。面白いことは、同じ催しに参加したであろうに、一つとして同じ作品がないことです。報告は個性が出ます。自分の視点で分かりやすくまとめることが重要でしょう。
それから、今年は工作のレベルが大変上がっていたのも印象に残りました。モーターとギアの工作、ロボット作成、ミニせんぷうき作成など、個人個人の工夫もあってすばらしいです。特にこの部門は女の子の活躍が目立っています。来年から、自由研究のコーナーの中に工作専門の紹介コーナーを設けようかと考えているほどです。内容は許可を得て要約してあります。
また、内容の無断引用を避けるために、たいへん省略した記述にしてあります。
内容を掲載した実際の作品は、みなさん、大変、丁寧に測定して、見やすい表やグラフに仕上げてくれていました。全部ご紹介できないのが本当に残念です。

今年、すこし気になったのは調べ学習だけで終わってしまう人がとてもふえたことです。くれぐれもネット上の情報は頭から信じないで、複数の情報と照らし合わせて下さい。また、HPを参考にするときは、自分の内容に必要なものをきちんと取り出して、出所も明確にしましょう。大学の学生さんでさえときどきやらかしてくれる「よそのHP全部プリントアウト」は、いくら立派でも、調べたことにも自分の研究にもなりません。
また、理科の自由研究は、それをもとに必ず試してみましょう。星を調べたら、実際に星を見てみましょう。環境問題を調べたら、実際に町に出て報告されていたことを確かめてみましょう。簡単な実験でも、実際にやるのと、読んだだけとは大違いです。
調べた内容をうまく自分の研究の参考にし、実験を計画し、調べたことをふまえて考察を展開している報告もたくさんあったことも付け加えておきます。
今回もお友達の研究には、ヒントを下さったり、協力してくださった方もたくさんいらしたそうです。御家族、お祖父様お祖母様、地域の研究者や、役所の方々、科学館や科学クラブ、学校の先生方、などなど。参考にした本や、資料もあったことと思います。どのような協力を頂いたか、どんな文献を利用したか、そう言ったことを書き留めておくのも大切なことです。これから研究する皆さんも、お忘れなく。。