身近なデータ

身近なデータの報告です

(総評)
身近な物事や旅行先の記録は、その時でないと入手できないデータも多いもの。めったに出会えない植物や動物も、出会ったそのときが観察のチャンス。小さな研究でも、時には同じようなデータを集めて、街全体、日本全体、世界全体の様子を知ることが出来ます。中学、高校、大学など、もっと大きくなってから、さらに深められるかも知れない話題も少なくありません。自分の研究は後にも役に立つ貴重なデータですね。散逸させずに、大切に保存して欲しいと思います。夏休みの思い出は時に将来の研究の基礎になります。

 

データ1:カイコの観察

データ2:コウガイビルの研究

データ3:天草からおいしいトコロ天ができるまで

データ4:せみのかんさつ

データ5:かに山の植物

データ6:夏の星座

データ7:ブラインシュリンプのふ化の観察

 

 

 

 

 

 

データ1 カイコの観察   4年(Y.Y.)

◇カイコが4齢幼虫で来た。1齢から育てさせてくれないのはなぜだろうと思った。室内温度が22℃ぐらい暖かくないと育てられないそうだ。育てて、マユから孵して、次の卵にまでした。写真や標本で報告。

[観察記録]7/22から毎日桑の葉をあげて食べ方や姿、フン等を観察していった。
7/26脱皮して5齢幼虫になった。カイコの背中を見ると、まるで血液が流れるように黒く動いている。
8/2とうとうマユを作り出した。7.5Bほどに成長していたカイコがびっくりする程小さくなってしまった。12時頃から観察していって、夜の7時頃にはマユが完成。予想以上に堅い。虫ピンでもさせない。体が小さくなったのにマユを作らない様子のおかしいカイコがいたが、やはり死んでしまった。
8/4も他のカイコがどんどんマユになっていく。マユを作る前に最後のおしっことフンをする。
8/16とうとう羽化した。でてくるとガ尿をする。血かと思った。カイコガは飛べない。羽根が退化したカイコガもいた。あんなにたくさんあった足が六本になった。
交尾して産卵した。何日かたって卵が灰色になった。この卵は休眠卵。春まで日のあたらない木の下にぶら下げ、2月ごろに冷蔵庫に移し、新桑の芽が出るころに霧吹きして室温に戻してあげると羽化する。

[まとめ]カイコを育てて可愛いと思った。カイコは臭くなく飼いやすいから長い間人間にかわれ、飛ぶ必要かなかった。からすや鳥たちに食べられる心配もないから飛べなくなったのだろう。羽化したカイコは何も口にすることなく死んでしまった。顔を見るとポケモンにでてくるキャラクターに似ているような気がした。



 

 

 

 

 

 

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データ2 コウガイビルの研究   4年(大橋 優衣)

◇おばあちゃんの家にいって、谷中のぼちで見なれない生物を見られた。

[観察記録]
コウガイビルは血管や心臓をもっていない。また、口はあるけれどこう門はない。見たかんじミミズやヒル、ゴカイなどに似ているけれど、それらは血管やこう門を持っている。
コウガイビルは庭のしめった場所の石のうらなどにもいる。他にももっと大きいオオミスジコウガイビルというものがいる。これは1メートルぐらいに育つ。


おばあちゃんの家で見たコウガイビルは暑いときに見えなくなって、秋になると見るようになる。雨がふった後にも多く見るが、雨のふっている最中にはみかけない。
さわるとベトベトしていて、ときどき動かなくなると、なぜかぺらぺらになって、縁が波打ったじょうたいになって、グデ〜〜とする。においはなまぐさい。死ぬとあっという間にくさって溶けてしまう。ヒルと名がついているが、プラナリアと同じ変形動物。
谷中の墓地は環境がいいからいるのだが、かんそうがいちじるしいためか、めっきり見られなくなってしまった。
他に、名前の由来や原産国などもまとめた。

[まとめ]私は見たときびっくりした。なかなか見られない生物なので見られてよかったなぁーと思った。さわったらベトベトできもち悪かった。またおばあちゃんの家にいったときに見られたらいいなあ。

 

 

 

 

 

 

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データ3 天草からおいしいトコロ天ができるまで  4年(丸山 雄己)

◇母が僕の年ぐらいの時、母のおばあさんが海からとってきたてんぐさでところてんを作った話を聞いて、トコロテンを作ろうと思った。千葉のおばあさんは92才だから、い間は海に入っていないので近所の人に天草を分けてもらうことができた。

[調べたこと]
天草の取り方、採っていい期間をまとめた。

[実験]
1.天草の仕上げをする。海から取り立ては赤紫でこのまま煮ても寒天にならない。
天火に乾かし、乾いたら水をかけてぬらし、また乾かす。天草が白くなるまでこの作業をくり返した。白くなった天草には砂などがついているからめんぼうでたたいて取り除く。
50gの天草を40分ぐらいたたいた。たくさんゴミがとれた。
2.トコロテンを作る。なべに水と天草と酢を入れて弱火で一時間ぐらい煮る。布でこす。こした汁を冷蔵庫で固める。てんつきに入れておし、トコロテンを作る。


 

 

 

 

 

 

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データ4 せみのかんさつ  3年(神谷 有美)

◇毎年私の家でたくさんのセミのぬけけがらを見つけるが、今年ははじめてよう虫を見つけたので観察してみた。

[観察記録]
セミの暮らし、オスとメスのちがいを調べた。
夕方6時半頃見つけたよう虫が木に上って羽化しはじめた。
7時40分からせなかがわれはじめ出てきた。白くてびっくりした。
8時15分には足が全部抜けた。しっぽだけでぶら下がっていて落ちないか心配。
8時45分ちぢれた羽根が少し伸びてきた。ぶら下がりやすい場所を探しているようだ。
8時55分あっという間に羽根がまっすぐに伸びた。羽根がまっしろですじが緑できれい。
内側の羽根が透けて見える。
10時15分羽根が茶色になってくる。このセミはアブラゼミとわかった。すじはまだ緑。
12時15分頭も羽根も茶色くなり、アブラゼミらしくなった。緑のすじが目立たなくなっ た。一つ上のはっぱに手をかけていた。
朝6時30分朝おきたらもうセミはいなかった。朝、ぬけがらをとった。どこへ飛んでいっ たのだろう。雨が少しふっていたのでちょっと心配。



[まとめ]
このセミは私が1才のときのたまごで、今まで6年間も土の中で過ごしてやっとでてきて成虫になれたけど、1週間しか生きられなくてかわいそうだと思った。オスかメスかわからなかったけれど、元気でいてほしい。今年生んだたまごが成虫になるとき、私は15才になっているのかな。 

 

 

 

 

 

 

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データ5 かに山の植物  3年(赤須 通和)

「サイエンスグランプリ2002」全国小学校理科研究協議会  佳作作品

◇ぼくたちの学校の近くにある「かに山」にどんな植物が生えているかしらべた。

[観察と押し葉採集]
かに山にはいろんな木や草が生えていた。かに山で見た植物を採集し押し葉にした。また生えている様子をデジタルカメラで撮影した。

花がついていたもの○ 実がついていたもの●
[木の仲間]
ケヤキ、エノキ、コナラ●、シラカシ、アラカシ、クヌギ、クリ●、ムクノキ、スタジイ、アカシデ●イヌシデ、ミズキ●、サクラ●、シロダモ、ヤブニッケイ、クロモジ、アブラチャン、ガマズミ、エゴノキ●、ムラサキシキブ●、キブシ、サワフタギ●、アオギリ、シュロ、ソメイヨシノ、アカメガシワ●、コブシ●、ヤマグワ、マユミ●ミツバウツギ、サンゴジュ、トウネズミモチ、イロハカエデ、クサギ○、ツバキ、ヌルデ○、ヒサカキ、アオキ、モッコク、ヤツデ、マサキ、ヒイラギ、イヌツゲ、モミジイチゴ、マンリョウ○、ヤブコウジ、ユキヤナギ、アズマネザサ
[ツルの仲間] (木と草がある)
カナムグラ○、オニドコロ、ヤマノイモ○、ヤブガラシ、エビヅル、アオツヅラフジ●、クズ○、カラスウリ○、アケビ、スイカズラ、センニンソウ、ヘクソカズラ、フジ、ビナンカズラ、ムベ、サルトリイバラ、ノイバラ
[草の仲間]
ヤブミョウガ○●、ミズヒキ○、ヒカゲイノコズチ、ハエドクソウ○●、ミツバ○、ドクダミ、オオバコ○、ヤブラン○、ヒメヤブラン、タチツボスミレ●、シロザ、ミズ、セイユウタンポポ●、シロツメクサ○、スベリヒユ、ツユクサ○、イヌタデ、ホウチャクソウ、ヨウシュヤマゴボウ、キクイモ、オオブタクサ、オシロイバナ○、シャガ、チヂミザサ、オヒシバ●、スズメノヒエ●、イヌビエ●、ソクズ○
[シダの仲間]
イヌワラビ、ベニシダ、シケシダ、ゼンマイ



[まとめ]押し花を分類して、スケッチブック4冊にまとめた。ケヤキで羽化したひぐらしがいたり、きゅうけい広場の栗に青い実がなっていたりした。
「天気と気象」小学館

 

 

 

 

 

 

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データ6 夏の星座  3年(碓井 絵梨)

◇姉と兄が呼んでいた星座の図鑑を読んで、もっと星座のことが知りたくなった。

[目的]星座の名前を知る。星座がどの方位にあるか。星がどのように動いているか。星の明るさ、色。

[調べと観察方法]夏の空、星座の形を調べ、その名前や目立つ星をまとめた。また、火星の大接近の時の位置等も調べた。
全天星座版、手許を見るためのペンライト、双眼鏡、方位磁石、折り畳み椅子を準備した。7/25から8/31まで毎日観察して記録した。曇りと雨が多く見えない日が多かった。

[観察記録]
8/2・10時5分・横浜で観察。はじめて見えた。夏の大三角形(ベガ、アルタイル、デネブ)と大クマ座を記録した。
8/3・9時40分頃・公園。夏の大三角形、さそり座(アンタレス)、牛飼い座(アルクトゥールス)。
8/7・8時から9時・家の前の公園。今までで一番よく見えた。夏の大三角形、牛飼い座、かんむり座、おおくま座、こぐま座、南の魚座
8/10・9時から11時・家・火星(やったー!)、さそり座、南の魚座、夏の大三角形、天秤座、へビ座、かんむり座、牛飼い座。はじめて見えた火星がとても綺麗に見えてとても嬉しかった。



8/13・伊豆・この日のペルセウス流星群を楽しみにしていたが、伊豆は雨で見られなかった。
8/23・7時から9時・国立天文台・天体観望会で天体望遠鏡で星を見た。散開星団M29、はくちょう座のアルビレオ、さそり座のアンタレス、火星、夏の大三角形、牛飼い座のアルクトゥールス。M29はたくさんの星が集まっていてとても綺麗だった。

[まとめ]目では見えない星も双眼鏡で見たらたくさん見えた。時間とともに星が規則的に動いていることがわかった。

 

 

 

 

 

 

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データ7 ブラインシュリンプのふ化の観察  3年(杉野 功祐)

◇クリスマスに顕微鏡を買ってもらって、その中にブラインシュリンプの卵とその観察の仕方を書いた説明書が入っていた。それがとても面白そうだったのだが、水温が25℃から30℃ないと孵化しないと書いてあったので、夏が来るのを今か今かと待っていた。
また、本当に水温と孵化に関係があるのかどうかも調べたい。

[計画と方法]
[1]プレパラート上の孵化・スライドグラスにブラインシュリンプの乾燥卵を少しのせて、3%の食塩水を数滴たらして1時間後とに顕微鏡で観察してデジタルカメラで撮影。
[2]冷蔵庫の野菜室、1階のリビングの窓際でオートヒーター無し、1階のリビングの窓際で水槽の中にオートヒーターをとりつけその中にコップを入れる、ニ階の屋根裏の窓際。4ケ所で六時間ごとに水温を測り孵化の様子を観察する。

[観察記録1]プレパラート上
5時40分ボールのようだが片方が凹んでいる乾燥卵を観察しはじめる。
11時40分赤く透き通ってくる。
15時40分洋梨型の幼生が出てきた。手足が膜の中で動いた。
16時40分手足をだした幼生が泳ぎ回っている。
17時40分透き通た成体が泳いでいる。

[観察記録2]
7/21の12時に乾燥卵を水に入れ7/22の18時まで六時間ことに観察。
4ケ所の水温の変化は、冷蔵庫が7/21の18時の16℃を最高にほぼ10℃。オートヒーター付きでリビングはほぼ一定で25から26℃、オートヒーター無しのリビングは7/21の18時の28℃を最高にほぼ27℃、屋根裏は7/21の18時の30℃を最高にほぼ27℃。
最後には屋根裏が一番泳いでいた。リビングの2つは同じぐらいで、冷蔵庫は一番少なかった。それでも少ないながらに時間がたつ程泳いでいる数が増えた。



[まとめ]乾燥卵から成体までの卵とエビの姿の変化を記録した。洋梨型から成体になる間では2時間ぐらいで説明書よりもずっと早かったから驚いた。成体はすばやく泳ぐので説明書のアラビア糊のかわりに、トロミ調整食品を使ってスローモーション映像のようにして観察した。トロミ成分が写らない程度で、動きがゆっくりになる程度の量に苦労したが、うまく成体の撮影に成功した。抜け殻らしいものも写せた。穴みたいなものがあって底から抜け出したのだろう。
水温との関係は水温が高い方が孵化しやすかった。25℃から30℃ではかなりの数が孵化するが、冷蔵庫のように水温が低いところでも孵化はゼロではない。孵化時期はリビングルームが一番早く、一晩中明かりをつけていたから、光と関係があるのではないか。
冷蔵庫の卵は小さく縮んでいた。何もない世界を想像していたので、少しでも孵化していたのには驚いて「よく頑張ったね、おめでとう。」と声をかけてあげた。多分冷蔵庫ではそのままいるのも精一杯だから、少しでもパワーを貯えるために小さくなる本能があったのではないか。それを使って透き通って孵化できた。そのせいか、リビングのシュリンプよりも大分小さかった。
この次は成体になってからの飼い方をじっくり調べて、ぜひ最大の1.8B位まで育てて産卵まで観察したいと思う。 

 

 

 

 

 

 

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