身近なデータ

身近なデータの報告です

(総評)
身近な物事や旅行先の記録は、その時でないと入手できないデータも多いもの。小さな研究でも、時には同じようなデータを集めて、街全体、日本全体、世界全体の様子を知ることが出来ます。他にも、家の近くで見慣れている雑草を調べて地図にまとめた「小平グリーンロード」(5年)、夏の美しい一夜の花「月下美人はいつ咲くか」(5年)、卵から成虫まで自分で体験した「アゲハチョウの観察」(6年)など、中学、高校、大学など、もっと大きくなってから、さらに深められるかも知れない話題も少なくありません。自分の研究は後にも役に立つ貴重なデータですね。散逸させずに、大切に保存して欲しいと思います。お母さんが小学校の時にした地域研究と、今の子供の地域研究を比較すると、変化がはっきりとわかり、興味深い報告がまとまったこともあります。

 

データ1:雲日記

データ2:空気中の二酸化炭素の研究

データ3:アサガオと茎について

データ4:熱帯雨林

 

 

 

 

 

データ1 雲日記   6年(伊東 美咲)
  毎日、雲を見て、天気や時刻を書き、低いところに見える雲、高いところに見える雲、雨が降る雲、天気がよくなる雲などを調べた。

[目的]雲の種類と名前が知りたい。雲と天気の関係について知りたい。

[方法]毎日雲を見る。雲の絵を描く→雲の名前を調べる。時刻、気温、方角を見る。

[観察とスケッチ](*伊東さんの日付データは一部省略した記述にしてあります。)

積雲(わた雲):7/20 14:00 晴れ 35℃ 東の空  (ほか2日)
絹積雲(うろこ雲):7/21 10:15 晴れ 32℃ 東
8/5 10:00 晴れ 28℃ 山形県 (ほか4日)
積乱雲(入道雲):7/22 10:45 晴れ 33℃ 西 (ほか2日)
絹雲(すじ雲):7/22 14:00 晴れ 34.6℃ 北東 (ほか2日)
飛行機雲:7/22 14:00 晴れ 34.6℃ 南 (ほか1日)
乱層雲(雨雲):7/24 15:00 晴れのちにわか雨 38℃ 西
層積雲(くもり雲):7/25 9:00 くもり・あめ 33℃ 東(ほか2日)
高層雲(おぼろ雲):7/26 10:40 くもり・ちょっとあめ 29℃ 南 
7/27 12:00 台風 29℃ 空全体 (ほか2日)
積雲(ロール状の雲):8/9 8:40 くもり 23℃ 山形県 (ほか1日)
彩雲:8/20 15:00 晴れ 28℃ 北

 

[まとめ]雲にはいろいろな種類があり、積雲、絹積雲、積乱雲、絹雲、飛行機雲、乱層雲、層積雲、高層雲などを見た。積雲には、わた雲、ロール状の雲、彩雲、なみ雲、たき雲などいろんな種類の雲があることがわかった。積雲、絹積雲、絹雲は空の高いところにでき、天気がよくなる。すじ雲、うろこ雲も空の高いところにできる。乱層雲、層積雲、高層雲は、空の低い方に下りてきて、天気が悪くなる。積乱雲からふる雨をにわか雨といい、乱層雲からふる雨を地雨といい、ふり出すとなかなかやまない。
毎日空を見上げて、たくさんの種類の雲を見ることができた。「天気と気象」小学館によると、まだまだたくさんの雲がある。なみ雲、滝雲、ずきん雲、尾流れ雲、レンズ雲。また、今度見られたらいいと思う。

 

 

 

↑ページのはじめにもどる


 

 

データ2 空気中の二酸化炭素の研究   5年(萩原 舞)
  岩手県、長野県、東京都で測定した。東京都の中で交通量の多い道路、家の前で測定して比べた。

[目的]二酸化窒素とは車の排気ガスなどに含まれている窒素酸化物のことで環境に悪い。杉並区の環境課で二酸化窒素の量を調べる試験管をもらい使い方を教えてもらった。長野、岩手、東京の11カ所で空気中の二酸化窒素を調べる。

[実験](*萩原さんの資料は一部省略した記述にしてあります。)

測定用試験管を雨の当たらない場所にフタを取って逆さにして貼り付ける。フタを取ると中の紙が二酸化窒素を吸う。24時間後にとってフタをする。
調査が終わったら、区役所に持っていって結果を調べる。
ザルツマン試薬:試験管にこの試薬を5N入れ、20分おく。
スポイト式比色計:濃さを調べる。濃い方が二酸化窒素が多い。

[結果]PPM(二酸化窒素濃度単位)に換算する。

 

   測定場所 PPM 岩手県住宅地 0.01
長野県山中 0.01 東京都杉並区住宅地 0.03
長野県山中 0.01 東京都杉並区住宅地 0.05
長野県山中 0.01 東京都杉並区住宅地 0.04
長野県諏訪インターチェンジ 0.14 環状8号線道路沿い 0.15
岩手県住宅地 0.01 環状8号線道路沿い 0.14

 

[まとめ]

二酸化窒素は長野県山中が少なく、環状8号線沿いが多いと予想した。
長野県諏訪保健所の調べでは、2001年6月の調査で、上諏訪駅前0.02PPM、
大町合同庁舎0.002PPMだった。東京都杉並区役所の調べでは、2000年2月で環状8号線0.048PPM、測定値付近の杉並区住宅地0.034PPMだった。
実際に岩手や長野と比べると東京がこんなに悪いのか!と思った。今度は空気の汚れではなく、水の汚れも調べてみたい。

 

 

 

↑ページのはじめにもどる


 

 

データ3 アサガオと茎について  5年(青木 萌)
  アサガオを部分的にわけて顕微鏡で一つ一つ観察した。茎の仕組みも調べた。最後にいろいろな茎の断面も観察した。

[観察記録]アサガオの各部分、竹の茎の横断面を顕微鏡で調べた。ほかに、ポーチュラカ、きく、まつばぼたん、ペチュニア、水草、スミレ、ひまわり、ゼラニウム、おしろいばな、ポインセチア、日日草、ケイトウ、センニチソウ、ガーベラ、オモト、アロエ、シュロ、きばなコスモス、シャコ葉サボテンを50倍で観察し、スケッチした。

 

 

 

↑ページのはじめにもどる


 

 

データ4 熱帯雨林  5年(山口 莉央)
  熱帯雨林の気候、植物(シダ類、着生植物、寄生植物、花など)野生動物のことをまとめた。

[目的](*山口さんの資料は一部省略した記述にしてあります。)
オーストラリアに行って、熱帯雨林気候のケアンズに行った。そこで熱帯雨林の植物をみて、ほかにどんな植物があるのか調べてみよう、と思って調べた。

 

[熱帯雨林]別名トロピカル・レインフォレストというのは、古代から続く複雑な構成の熱帯性の原始植物からなる熱帯雨林のことをさす。中でも、シダの木の元祖は一億五千万年前にまでさかのぼる。ケアンズには世界最古の熱帯雨林がある。 

[植物]シダという植物は石炭紀(二億九千万年前)に発生したと言われる。なぜかというと、石炭紀の石炭のもとになった植物のほとんどがシダ植物であったからだ。このシダ植物は中生代にますますはん栄した。写真のヤシの木のようなものはシダ(クーパーズツリーファーンなど)。大人と比べてもその巨大さがわかる。葉が大きく広がることによって、地表を雨、風から守る役割をする。

 

寄生植物はほかの木に巻き付いて養分を取る。写真は「しめ殺しのイチジク(カーテン・フィグ・ツリー)」。イチジクを食べた動物がフンをして、フンの中の種が生長し、ほかの植物に寄生する。自分の重さで立つことができない。養分を取られてしまった木の中は空洞になっている。この状態を生かして、オーストラリアの原住民アボリジニ人がディジリドゥーという楽器を作った。

 

 

スティンギング・ツリーはうっかり触ったら、小さな毛の毒によって3日間も痛みが消えない植物。半年間、水につけるたびに痛みが激しくなる。病院に行っても薬はない。

ほかに、たくさんの鮮やかな花も咲いている。

 

[動物]頭にとまるとお金持ちに、肩にとまるとラッキーになるという言い伝えのある、鮮やかなブルーのチョウ、ユリシーズバタフライ。
くだものや昆虫、甲殻類を主食とするカメ、イースタン。ソー・バック・スナッピング・タートル。エリマキトカゲのいとこ、イースタン・ウォーター・ドラゴン。

  

 

[まとめ]熱帯雨林を調べてみて、その問題も知ることができた。熱帯雨林を守らなければいけない。そのためにできることは、
1)ガソリンやオイルを減らす。これらは森やサンゴや先住民族の人たちの土地から取ってきている。自動車はガソリンやオイルを使うから、自動車にあまり乗らないようにすれば、美しい自然を少し守ることができる。 
2)紙を無駄にしないようにする。ほとんどの紙は木からできているから、紙を無駄にしなければ木を守ることができる。
3)木ではないもので作った紙を探す。木を切らなくとも紙を作ることはできる。ケナフという草やトウモロコシのシンやわらが材料になる。農家ではふつうそういう物はゴミとして捨てられたり、燃やしたりしている。ゴミにしないで売れば立派な紙を作ることができる。 

 

 

 

↑ページのはじめにもどる