ふしぎきょうしつ
光の性質

ふしぎきょうしつ通信 2001年5月

5月のテーマは「光」です。

■うつしえのふしぎ(5/11)
写し絵をおうちのかたもやったことがありますか。絵でなくても、社会の勉強で白地図を作るのに、地図帳に紙をあて苦心惨憺してなぞった覚えはありませんか。
「ふしぎしんぶん」にあるように、本になったものは無理ですが、1枚の紙の絵ならガラスにあてるとほんとうに簡単に写し絵ができます。みんなには、好きな本の表紙をはずしてやってもらいました。
1年生には、やはりポケモンが大人気でした。「ためしてみよう」の何枚まで写せるかは、8枚でした。この日は曇りで、お天気によってちがいますから、おうちでもどうぞ。
「クイズ」は意外な結果ですね。「ふしぎしんぶん」の欄外に解説がありますので読んでみてください。

■どんないろになるかな(5/18)
ご存じのように、太陽や白熱電球などの白色光は、すべての色の光があわさっています。これが分かれて見えるのが虹です。
ものの色は、そのものがどの色を反射するかで決まります。つまり、赤いものが赤く見えるのは、白色光のうち、赤い光だけを反射し、他の色を吸収するからです。ですから、すべての色を反射するものは白く見え、すべての色を吸収するものは黒く見えます。
ここでは、まず、色の3原色が、赤、青、黄色であることを確かめました。さらにこの3色をまぜると、理論の上では、反射される色がなくなるのですから黒くなるはずです。
まず1年生は、混ぜた結果、5人5色になりました。そこで、3,4年のクラスでは、あらかじめ黒になるはずだから、がんばって黒を作ろうという展開にしました。なかなかたいへんでしたが、墨のように出来た子はお習字をしてご機嫌でした。

■にじのみえるはこをつくろう(5/25)
虹の見える箱は、分光計と言いますが、本物の虹とは、少しちがう理論で虹が見えます。
窓の所にはった薄いビニールのようなものは、回折格子といって、1ミリにつき1000本というとても細かいすじがつけてあります。
すきまから入った光は筒を通り、回折格子のすじの間を出て広がります。広がった光は、重なって強くなったり弱くなったりします。そして、目の網膜に光がとどくとき、色によって強くなる場所が異なります。こうして網膜にできた「虹」を筒の中で見ているわけです。
この原理で見える虹をスペクトルといいます。太陽や白熱電球は連続スペクトルといって、虹のように7色が連続して見えます。ところが、蛍光灯は、連続ではなく、いくつかの妙に明るい線が見えます。これを輝線スペクトルといい、含まれる原子によってことなります。
蛍光灯は水銀が入っているので、水銀特有のスペクトルがはっきりと見えるのです。余談ですが、蛍光灯が割れたときは、どこかに水銀がこぼれているはずですから、十分に注意してください。

■ひかりのすすみかたをしらべよう(6/1)
本物の虹は、雨上がりに空気中に残っている雨の粒に太陽の光が入って出るとき、色によって曲がり具合がちがうことから見えるものです。そこで雨の粒のかわりにいろいろな形のガラスに光をあて、どんなふうに曲がるか観察しました。
昼間なのに、カーテンを閉め切って真っ暗な中ですから、妙に盛り上がりました。もちろん、プリズムで虹も見てみました。